アマゾン日本事業の売上高は約1.1兆円で17%増(円ベース)、ドルベースでは3割増
2016年度(2016年1~12月期)における売上高(ドルベース)は107億9700万ドルで、前期比30.6%増
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アマゾン日本事業の売上高が円ベースでついに1兆円を突破した。
2月10日に米Amazonが公表した「Annual report」によると、アマゾン日本事業の2016年(2016年1~12月)における売上高(ドルベース)は107億9700万ドルで、前期比30.6%増の驚異的な伸び率を記録した。2015年の日本事業売上高は82億6400万ドルで、前の期比4.4%増だった。
2016年の年間平均為替レート(108円)で換算すると、日本事業の円ベースの売上高は1兆1660億7600万円で前期比17.5%増。
なお、アマゾン日本事業の売上高は直販のほか、第三者による販売(マーチャント売り上げ)の手数料収入なども含まれる。
グローバルから見たAmazonのEC売上高
グローバルでのアマゾンの2016年売上高(ドルベース)は、前の期比27.0%増の1359億8700万ドル。日本事業の売上高が占める割合は7.9%、2015年度から0.2ポイントアップした。
地域別の売上高(ドルベース)では、
- 北米 → 903億4900万ドル(前期比28.0%増)
- ドイツ → 141億4800万ドル(前期比19.7%増)
- 日本 → 107億9700万ドル(前期比30.6%増)
- イギリス → 95億4700万ドル(前期比5.6%増)
- その他 → 111億4600万ドル
2016年度の主なトピック
- 日本でのFBA利用事業者数が前年比30%以上増加
- 2016年のホリデーシーズンは過去最高の売り上げを記録
- 国内で初導入、可動式商品保管棚「Amazon Robotics」
- ボタンを押すだけで日用品を注文できる「アマゾンダッシュボタン」の販売を開始
- 大型家電家具の設置・組立や引き取り・回収サービスを開始
- 「Prime Now」の対象地域を東京23区全域に拡大
- 物流代行サービス「FBA」の利用料金を値上げ
- 自社出荷商品もプライムマーク表示を可能にする「マケプレプライム」を開始
- Amazonの「プライムデー」、過去最高の注文数を記録
- 「プライムデー」に参加する日本の販売事業者は2015年比で2倍
- シニア層に特化し、しっかりと商品の良さを紹介する「Amazonおとなセレクトストア」を開設
- Amazonが全品送料無料を終了、2000円未満は送料350円
- アマゾンジャパンが株式会社から合同会社になる。日本は2社体制から1社体制に変更
- Amazon急拡大のワケ。プライム会員は1.5倍、マケプレの販売個数は4割UPしていた
- 千葉県も1時間以内で商品を配送、Amazonの「Prime Now」配達地域を拡大
- Amazonの「Prime Now」を大阪市周辺でも展開、日用品などを1時間でお届け など
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