藤田遥 2023/4/17 8:30

楽天グループは、大型連休に向けて「楽天 2023年 ゴールデンウィーク お出かけ&アウトドアグッズトレンド」を発表、「楽天市場」に特集ページ「2023年 トレンド先読みアウトドアグッズ」を開設した。

旅行需要が回復、アウトドアアクティビティの人気が高まると予測

「楽天 2023年 ゴールデンウィーク お出かけ&アウトドアグッズトレンド」は、「楽天市場」における商品の購買動向、旅行予約サービス「楽天トラベル」の大型連休(ゴールデンウィーク)に向けた旅行などの予約動向に基づき、2023年の大型連休のお出かけ・アウトドアグッズのトレンドを予測したもの。

2019年から2022年の期間における「楽天市場」のアウトドアカテゴリの流通額は、年平均24.3%増で推移(2019年~2022年におけるアウトドアカテゴリの流通額を比較)。そのため、2023年の大型連休は、キャンプやバーベキューなど関連アイテムを使用したアウトドアアクティビティの人気が高くなると予測した。

また、「楽天トラベル」における2023年の大型連休の国内予約ピーク期間は、4月29日~5月7日までの9日間で、3月下旬時点の該当期間の国内宿泊の予約泊数は2022年同期比約1.4倍で、旅行需要は堅調に回復しているという。

GWお出かけトレンドは「女性ひとり旅」「お手軽アウトドア」など

楽天2023年ゴールデンウィークお出かけトレンド 女性ひとり旅 グルメ満喫旅 お手軽アウトドア シアターキャンプ
「楽天 2023年 ゴールデンウィーク お出かけトレンド」

トレンド予測①:「女性ひとり旅」

2023年の大型連休における国内宿泊予約は、宿泊構成を問わず好調に推移している。そのなかでも「女性ひとり旅」の予約泊数が顕著に伸びており、3月下旬時点で前年比約1.6倍に拡大している(2023年3月28日時点で、2023年4月29日~2023年5月7日と前年同時期の宿泊数を宿泊構成別に比較)。

楽天2023年ゴールデンウィークお出かけトレンド 宿泊構成別ゴールデンウィークの予約伸び率
宿泊構成別 ゴールデンウィークの予約伸び率(2022年との比較)

「女性ひとり旅」は2泊以上の連泊の比率も高く、2023年3月31日時点で約6割が連泊という。また、都市部が多く選ばれている傾向がある。

こうした背景には、「人気アーティストの音楽ライブなど、対面型イベントの回復」「ひとり旅向けプランの増加」「旅行を自由に組める柔軟性」「コロナ禍における1人行動への慣れ」が増加の要因として考えられる。(楽天グループ 楽天トラベル PR推進室 樋口詩織氏)

トレンド予測②:「グルメ旅満喫」

好みの料理を好きな量だけ味わえる「ビュッフェ」のキーワードを含んだ宿泊プランの予約泊数は、前年同期比1.78倍に伸長した(2023年3月31日時点で、キーワードに「ビュッフェ」を含む宿泊プランの宿泊数を、2023年4月29日~2023年5月7日と前年同時期を比較)。

また、滞在中の食事や軽食、ドリンクなどを追加料金なく楽しめる「オールインクルーシブ」のキーワードを含んだ宿泊プランの予約泊数は、前年比約2倍に増加した(2023年3月31日時点で、キーワードに「オールインクルーシブ」を含む宿泊プランの宿泊数を、2023年4月29日~2023年5月7日と前年同時期を比較)。

トレンド予測③:「お手軽アウトドア」

新型コロナウイルス感染拡大の影響や、屋外でアウトドアチェアに座ってくつろぐ「チェアリング」のブームにより、2020年以降「楽天市場」では「アウトドアチェア」(2022年の年間流通額が2019年比83%増)「屋外用ソファ」(同127%増)「アウトドアテーブル」(同105%増)の売れ行きが拡大した。

こうした動向から、混雑回避のため、自宅の庭やベランダ、近隣の公園などで手軽に自然に触れたり、家族や友人とバーベキューをしたりする人が増えると予想。コロナ禍以降、流通が拡大傾向にある「七輪」や「キャンプ用食器」などが大型連休に向けてさらに伸びが期待できるという。

2023年ゴールデンウィークお出かけトレンド お手軽アウトドア 七輪
「七輪」の2022年の年間流通額は2019年と比べて142%増
2023年ゴールデンウィークお出かけトレンド お手軽アウトドア キャンプ用食器
「キャンプ用食器」の2022年の年間流通額は2019年と比べて194%増

トレンド予測④:「シアターキャンプ」

ここ数年で「キャンプやアウトドアに必要な基本的なギアは一式揃えた」という人も多い。ポータブル電源を取り入れることで「アウトドアをより快適に充実させる」といった需要が顕在化しているという。

「楽天市場」では、ポータブルプロジェクターや防水のポータブルスピーカーなど、娯楽をより充実させるエンターテインメント関連商品の流通が好調。

また、テントの中で過ごす時間が増えることで、より快適なキャンプ環境を求めて、広々としたロッジ型テントやエアベッド購入する人も増加している。

2023年の大型連休を活用して、自然に囲まれた環境で、時間を気にせず映画や音楽などの鑑賞を楽しむ人が増えると予測した。

2023年ゴールデンウィークお出かけトレンド シアターキャンプ ポータブルプロジェクター
2022年の年間流通額が2019年と比べて+43%となった「ポータブルプロジェクター」

GWアウトドアグッズトレンドは、「チェアリング」「キャンプ家電」など

2023年ゴールデンウィークアウトドアグッズトレンド チェアリング キャンプ家電 NEXTヒットブランド アウトドアトイ
「楽天 2023 年 ゴールデンウィークアウトドアグッズトレンド」

トレンド予測①:「チェアリング」

「楽天市場」における「アウトドアチェア」の2022年の年間流通額は2019年比で83%増。「アウトドアワゴン」など関連商品の検索・流通も増加傾向にあることから、大型連休に向け「チェアリング」関連商品が大きなトレンドになると予測した。

2023年ゴールデンウィークアウトドアグッズトレンド チェアリング アウトドアチェアの一例
アウトドアチェアの一例

トレンド予測②:「キャンプ家電」

便利で快適なキャンプを楽しみたいというトレンドのなか、キャンプで取り入れやすい防水家電やポータブル家電への注目が高まっているという。

大型連休には家族でのアウトドアも増加することから、「ポータブルプロジェクター」「ポータブルスクリーン」「防水のポータブルスピーカー」といった商品がトレンド入りすると予測した。

トレンド予測③:「NEXTヒットブランド」

近年、アウトドアの楽しみ方が多様化したことでユーザーのすそ野が拡大。商品に対するニーズも多様化していることから、定番の人気アウトドアブランドに加え、ECショップが展開するプライベートブランドの商品や、韓国・中国などアジア発のアウトドアブランドの商品が、徐々に注目を集めているという。

2023年ゴールデンウィークアウトドアグッズトレンド NEXTヒットブランド プライベートブランド アジア発のアウトドアブランド
ECショップのオリジナルブランドの一例。「QUICKCAMP(クイックキャンプ)」の2人掛け折りたたみベンチ(左)、「Hilander(ハイランダー)」のヘキサゴンテーブル(中央)。アジア発ブランドの商品のテント(右)

アジア発のアウトドアブランドは、「人と違うものを使いたい」というニーズに対応しているブランドや、コスパの良いブランドが多い。(楽天グループ マーケットプレイス事業 ECコンサルティング部 並木英敬氏)

トレンド予測④:「アウトドアトイ」

大型連休は家族ぐるみでアウトドアを楽しむ人が増えることから、年齢・性別を問わずに盛り上がれる、取り入れることでアウトドアがより楽しくなるアクティビティのニーズが高まることが予測される。

「楽天市場」では、「モルック」「水鉄砲」などの人気が緩やかに高まっており、家族や友人で集まる機会が増える大型連休に、さらに勢いが増すと予測した。

2023年ゴールデンウィークアウトドアグッズトレンド アウトドアトイ モルック ウッドクロケット
アウトドアトイの一例である「モルック」(左)や「ウッドクロケット」(右)
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