モノタロウ、ヤマト運輸との連携を強化。置き配の対象拡大、配送日時指定をスタート

MonotaROによると、ヤマト運輸との連携強化により、ヤマトへの配送委託物量は2024年6月から大幅に増加しているという。

松原 沙甫[執筆]

2024年7月3日 8:00

「モノタロウ」を運営するMonotaROはヤマト運輸との配送連携を強化し、すでに実施している置き配サービスの対象拡大や翌日配送エリアの拡大、土日配送の取り組みを広域展開する。また、新たに顧客自身が配送日時を指定できるサービスを一部注文から開始した。

2023年11月に開始した置き配サービスは、サービス内容を再設計。2024年5月から受け取り可能な顧客を法人から個人まで、対象をすべての顧客に拡大。また、配送エリアも首都圏など14都府県が対象だったのを全国で利用できるようにした。

MonotaROの「モノタロウ」では事業者からの注文が中心で、届け先従業員が商品を受け取るため初回配達完了率が約95%に達している。ただ、初回配達で受け取れる顧客のなかから、時間指定配送への要望が寄せられていた。

たとえば、①現場にいる時間帯に商品を受け取りたい②曜日によってテレワークを推奨しているなど、納品先で一時的に不在となる時間帯がある時の受け取り③製造や保全の計画に合わせた確実な受け取りをしたい④大型商品で受け取れる人員が多い時に受け取りたい――など、注文商品の受け取りのタイミングを顧客が自身で設定したいという声があったという。

こうした顧客の配送サービスに対する要望に対応するため、ヤマト運輸との連携を強化、新たに顧客が自身で配送日時を指定できるサービスを一部の注文から始めた。今後は当日出荷の注文時間の延長を順次行っていく予定。

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