日本生協連の個人向け宅配供給高は1兆2607億円、ネット受注は2920億円[2017年度]
個人宅への宅配事業の供給高は拡大基調にあり、2018年度もプラス成長が続いている
日本生活協同組合連合会(日本生協連)はこのほど、全国の主要な地域生協による「個配」(個人宅への宅配事業)の2017年度の供給高は前年度比2.9%増の1兆2607億円だったと発表した。
「個配」の供給高は2015年度が1兆1873億円、2016年度が1兆2257億円。
2018年度も個配事業は引き続き好調だ。2018年4月以降、月ごとの個配供給高の前年同月比は2.5%増(4月度)、3.4%増(5月度)、1.8%増(6月度)、3.2%増(7月度)、4.7%増(8月度)と、すべての月で前年同月実績を上回っている。
2017年度の宅配事業全体の供給高は、同1.0%増の1兆7909億円だった。
ネット経由の注文は年間約3000億円規模
インターネット経由での注文獲得も強化している。
第68回通常総会議案書参考資料によると、2017年度の宅配事業におけるネット注文は前年比8.2%増の2920億円。登録組合員は338万人(同約5%増)、週ごとの利用人数は平均107万人(同約10%増)だった。
ネットスーパー事業は4会員生協の8店舗で行っており、2017年度の供給規模は約9億円だった。
各地の生協ではインターネット経由の注文を増やすため、独自商品の企画や独自プロモーションの推進、スマホ活用などを続けているという。
※一部内容に誤りがあっため11/9に修正いたしました。
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