ZOZOが「ZOZOTOWN」の顧客ID「ZOZO ID」を軸にした決済サービスの提供を始める。ブランドが運営する自社ECサイトにおいて「ZOZO ID」を使ってログインできるようにし、「ZOZO ID」で登録している顧客データで決済できるサービスを提供するという。

ZOZOが「ZOZOTOWN」の顧客ID「ZOZO ID」を軸にした決済サービスの提供を始める
「ZOZO ID」ログイン連携の決済サービスを自社ECサイトへ提供していく(画像は決算説明会補足資料からキャプチャ)

ZOZOは今期(2020年3月期)、自社EC支援を強化する方針を掲げており、この「ZOZO ID」ログイン連携の決済サービスはその一環。「ZOZO ID」ログイン連携の決済サービスの利用は、「ZOZOTOWN」出店企業の自社ECのフルフィルメント支援サービス「Fulfillment by ZOZO」の導入企業に限定する。

「Fulfillment by ZOZO」は子会社のアラタナが2019年10月に始める自社EC支援サービス。物流業務の受託を中心とした自社EC支援サービスの運営手数料15%(自社ECで販売する商品の撮影、採寸、保管などのフルフィルメント業務にかかる手数料)を無料化するのが特徴。

「ZOZOTOWN」出店企業の自社ECのフルフィルメント支援サービス「Fulfillment by ZOZO」
「Fulfillment by ZOZO」は手数料を無料としているのが特徴

「Fulfillment by ZOZO」は「ZOZOTOWN」「自社ECサイト」「店舗」の在庫をZOZOの物流倉庫「ZOZOBASE」で一元管理。各販売チャネルとの在庫連携により、商品欠品による販売の機会損失を最小化するという。

また、自社ECサイトを全面バックアップする施策として、ユーザーからの許諾を得ることを条件に、「ZOZOTOWN」のデータを共有できるようにする。「たとえば、『ZOZOSUITS』で計測したデータをなんらかの形で共有することもプランにある」(前澤友作社長)。

この一連の取り組みに賛同する企業は、戦略的パートナーシップと位置付ける。「ZOZOTOWN」「自社ECサイト」「店舗」などを含めた売上向上に向けて注力して取り組むことに合意した上で、「Fulfillment by ZOZO」の利用、ビッグデータを活用したマーケティングなどのプロジェクトを進行する。

「戦略的パートナーシップ」には、MARK STYLERの「RUNWAY channel」、ストライプインターナショナルの「STRIPE CLUB」、ラルフローレンの自社ECサイトなどが「Fulfillment by ZOZO」へ参加することが決まっている。「ZOZOTOWN」出店企業に向けた「Fulfillment by ZOZO」の申込受付は、2019年5月20日(月)からを予定。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

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