ライフがネットスーパー事業で「店頭受取便」&Amazon経由の注文対象エリアを拡大
ライフコーポレーションがネットスーパー事業を強化している。
「ライフネットスーパー」で注文した商品を店頭で受け取れるサービス「店頭受取便」を、11月16日から近畿圏のライフ6店舗で開始。Amazonを通じて実店舗で取り扱っている生鮮食品や惣菜を自宅などに届けするサービスでは、11月12日から配送エリアを拡大した。
「店頭受取便」は「ライフネットスーパー」で注文する際、希望の時間帯を選定すると店頭のサービスカウンターで商品を受け取ることができるサービス。11月16日から近畿圏のライフ6店舗(阿波座駅前店・長田店・香里園店・西九条店・弁天町店・八戸ノ里店)で始めた。
「店頭受取便」の取扱商品は「ネットスーパーサイト」に掲載している商品全般。受け渡し可能時間は11:00~17:00(当日9:00までに申し込み)と17:00~20:00(当日15:00までに申し込み)の2時間帯。注文金額は1500円以上(税込)が対象で、支払い方法はWebサイト上でのクレジット支払いとなる。
「ライフネットスーパー」は、店舗で販売している商品をPCやスマホから注文を受け付け、近隣店舗から配送する店舗型ネットスーパー事業。「ネットスーパー」実施店舗は近畿圏32店舗、首都圏28店舗の合計60店舗。配達料は税込5500円以上注文の場合220円、同5500円未満の注文は440円。
Amazonを通じて実店舗で扱っている生鮮食品や惣菜を自宅などに届けるサービスでは、10月21日から東京都7区を対象に「Amazon.co.jp」から注文できるようにした。11月10日からは、同サービスを提供している全ての配送エリアのプライム会員の顧客が「Amazon.co.jp」から注文できるようにしている
11月12日には大阪府大阪市の5区(旭区、都島区、西淀川区、東淀川区、淀川区)と3市(吹田市、摂津市、豊中市)を配送エリアに追加。東京23区・4市、大阪府大阪市21区・3市のプライム会員の顧客がAmazonを通じたネットスーパーサービスを利用できようになった。今後も首都圏・近畿圏において配送エリアを拡大していく。
ライフコーポレーションは2020年2月期に30億円だったEC売上高を、2021年2月期には前期比66.7%増の50億円まで引き上げる。2022年2月期は100億円まで拡大する計画だ。2020年3-8月期のEC売上高は前年同期比40%超増で推移しており、単月での黒字化を達成している。