宅配ボックス・置き配の利用経験者は44%も、防犯面で不安を感じる人は約半数【郵便物の受取トラブル調査】

調査の結果、再配達サービスの利用経験は52%にのぼっており、利用者の96.5%が「便利」と回答している一方、利用者の49.3%は盗難や雨濡れなどの不安を感じていることがわかった

大嶋 喜子[執筆]

10:00

NEXERと「圧着DMネット」を運営するメイセイプリントが共同で実施した「郵便物の受け取りトラブル」に関する調査によると、不在時の受け取りで宅配ボックスや置き配を利用したことがある割合は約44%だったものの、防犯面で不安を感じると回答した割合が約半数にのぼった。

調査対象者は全国の男女500人。調査期間は2026年4月9~15日。

「届かない」「遅れた」を3割以上が経験

これまでに郵便物や荷物が「届かない」「遅れた」と感じた経験の有無は、「ある」が33.2%、「ない」が66.8%だった。

NEXERとメイセイプリントは「多くの荷物は予定どおり届くものの、配達件数が膨大であることを考えると、一定の割合でトラブルが発生するのは避けがたい」と解説している。

これまでに郵便物や荷物が「届かない」「遅れた」と感じた経験
これまでに郵便物や荷物が「届かない」「遅れた」と感じた経験

遅延や届かない時の対応は、“様子見”が半数

郵便物や荷物が「届かない」「遅れた」と感じた経験が「ある」と回答した人に、そのときの対応方法を聞いたところ、最も多かったのは「しばらく様子を見た」で50.6%、続いて「配達業者・郵便局に問い合わせた」が40.4%、「差出人や通販サイトに問い合わせた」が22.3%だった。「特に何もしなかった」は11.4%となっている。

NEXERとメイセイプリントは「配達には多少の前後が生じるケースもあるため『もう少し待てば届くかも』という心理がはたらく」と推測している。

郵便物や荷物が「届かない」「遅れた」と感じた時の対応方法(複数回答可)
郵便物や荷物が「届かない」「遅れた」と感じた時の対応方法(複数回答可)

再配達の利用は約半数

再配達サービスの利用状況は、「ある」が52.4%、「ない」が47.6%だった。

再配達サービスの利用状況
再配達サービスの利用状況

再配達サービスを利用することが「ある」と回答した人に、その便利さについて聞いたところ、「とても思う」が61.8%、「やや思う」が34.7%で、合計96.5%が「再配達サービスは便利」だと感じていることがわかった。


再配達サービスは便利だと思うか

4割超が宅配ボックス・置き配の利用経験あり

不在時の受け取りについて、宅配ボックスや置き配の利用状況は、「ある」が44.2%、「ない」が55.8%だった。

NEXERとメイセイプリントは「宅配ボックスや置き配は、不在時でも荷物を受け取りやすい方法として広がっている。今回の調査でも、利用したことがある人は4割を超えており、こうした受け取り方が身近になってきている」と解説している。

宅配ボックスや置き配の利用状況
宅配ボックスや置き配の利用状況

宅配ボックス・置き配を便利だと感じる人97%

宅配ボックスや置き配を利用したことが「ある」と回答した人に、その便利さについて聞いたところ、「とても便利」が76.9%、「やや便利」が20.8%で、合計97.7%の人が便利だと感じていることがわかった。

宅配ボックスや置き配の便利さについて
宅配ボックスや置き配の便利さについて

便利だと感じる理由について聞いたところ、「ボックスなら盗難の心配もなく、好きな時間に受け取れて便利」「予定などを気にしなくていいし、対面をする必要もないので気が楽」といったコメントが見られた。

49%が盗難や雨濡れを不安視

宅配ボックスや置き配を利用したことがある人の不安の有無は、「ある」が49.3%、「ない」が50.7%だった。

不安に感じる具体的な点は、「宅配物を盗まれる可能性がある」「鍵があるのにかけずに物だけを入れて帰る配達員の知識のなさ」「大きな荷物が玄関先に置かれていると雨や盗難の不安を感じる」などがあがった。

宅配ボックスや置き配を利用したことがある人の不安の有無
宅配ボックスや置き配を利用したことがある人の不安の有無

「配達業者・郵便局に連絡した」と回答したのは59.9%

郵便物の誤配や誤投函の経験の有無は、「ある」が28.4%、「ない」が71.6%だった。


郵便物の誤配や誤投函の経験の有無

誤配や誤投函の経験が「ある」と回答した人に、そのときの対応方法を聞いたところ、最も多かったのは「配達業者・郵便局に連絡した」で59.9%、続いて「自分で正しい届け先に届けた」が42.3%だった。

一方「特に何もしなかった」「その他」はいずれも3.5%、「管理人や受付に渡した」「そのまま保管して連絡を待った」はいずれも0.7%だった。

NEXERとメイセイプリントは「放置する人は少数派。誤配が発覚したとき『本来の受取人に届けなければ』という責任感が働く」と推測している。


誤配や誤投函の対応方法(複数回答可)

調査概要

  • 調査手法:インターネットでのアンケート
  • 調査期間:2026年4月9日~15日
  • 調査対象:全国の男女500人

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