【インフルエンサーの影響力調査】 Z世代の7割「商品を購入したことがある」、参考にするSNSは「Instagram」が76%
美容メディア「EMME」を運営するgracemodeが実施した、メイクや化粧品購入時のインフルエンサーの影響力調査によると、Z世代はメイクや化粧品を購入する際に参考にするのはInstagramが多く、インフルエンサーが紹介した商品を購入したことがある割合は73%にのぼった。
半数以上がインフルエンサーが紹介した商品を「2回以上購入」
インフルエンサーが紹介した商品を購入したことがある割合は73%を占めた。このうち、2回以上購入した割合は過半を超えた。
SNSはInstagramを選ぶ人が大多数
化粧品を購入する際、参考にするSNSは7割以上が「Instagram」と回答した。gracemodeは「保存機能があること、音声ありで動画を、化粧品を購入する直前に静止画で見たりと、場面に応じて手軽に確認できる点が魅力の1つかもしれない」と解説している。
また、「メイク動画を参考にメイクをしたことがあるか」という質問では、「ある」が74%に達した。
参考にするのは芸能人よりもインフルエンサー
誰のメイクを参考にしているかを聞いたところ、芸能人よりもインフルエンサーの名前をあげる割合が多かった。
gracemodeは回答者から名前があがったインフルエンサーについて、「InstagramとYouTubeで見せ方や用途を変えて情報を発信していたり、ご自身でメイクアップブランドを持っていたりと、美容業界に精通している方が多い印象」と分析している。
名前があがったインフルエンサーのうち、nanakoさん、ハウスダストさん、水越みさとさんは、「化粧品を買う時に確認・参考にするインフルエンサー」を聞いた質問でも上位にランクインしている。
「推し」の美容系インフルエンサーでは、nanakoさんが1位、次いでハウスダストさんとなった。gracemodeは「2人とも、化粧品への関心が高い『EMME』のフォロワーからは常に注目の的。Z世代向けに化粧品のマーケティングを行う際は、彼女たちを参考にすると良さそう」と説明している。
調査結果から、gracemodeは「改めて化粧品のマーケティングを行う中でインフルエンサーという存在は大きく、売り上げにも影響すると実感した」とコメントしている。
調査概要
- 調査方法:「EMME」のフォロワーを中心としたアンケート調査
- 回答者数:5890人
- 調査日:2023年4月21日