高野 真維 1/12 7:30

「おとりよせネット」を運営するアイランドが実施した食品通販に関するアンケート調査によると、SNSをきっかけに食品通販を利用する人は約6割だった。「Instagram」「X(旧Twitter)」「LINE」を情報源とする人が多い。

「おとりよせネット」のユーザーに対してアンケートを実施、374人が回答した。

食品通販の利用頻度について

「3か月に1回以上」(30%)が最多だった。「1か月に1回以上」は27%。前回調査との比較では5ポイント減で、ウィズコロナを経て食品通販の頻度が「3か月に1回」程度に落ち着いている人が多いようだ。

食品のお取り寄せをする頻度
食品のお取り寄せをする頻度

SNSをきっかけに食品を取り寄せた経験について

SNSをきっかけに「食品通販をした」経験者は約60%。食品通販の情報を得ているSNSは「Instagram」(43%)、「X(旧Twitter)」(41%)、「LINE」(39%)が上位を占めた。2022年との比較では「Instagram」が8ポイント、「LINE」が7ポイント伸長している。

SNSをきっかけに食品を取り寄せたことがあるか
SNSをきっかけに食品を取り寄せたことがあるか
食品のお取り寄せ情報を得ているSNS
食品のお取り寄せ情報を得ているSNS

食品通販をする決め手

「商品の説明」(51%)、「商品の画像」(46%)、「送料無料・ポイントなどの特典」(41%)、「口コミ」(35%)が上位にあがった。商品価格の重要度が下がり、「いいものであれば多少価格が高くても購入しよう」という、質にこだわる傾向が見られる。

食品のお取り寄せをする決め手になったこと
食品のお取り寄せをする決め手になったこと

食品通販を利用したい地域

1位が北海道、2位が沖縄県、3位が京都府、4位が福岡県、5位が鹿児島県だった。

旅行先として人気の地域やご当地の食材、名産品を味わえることが魅力になっているようだ。選択した理由には「美味しそうなものがあるイメージ」「旅行へ行った際に美味しいものがたくさんあったので、お取り寄せしてみたいと思った」「その地域ならではの特産品や生産物を求めているので」などがあがったという。

食品通販を利用するシーン

前回調査と比べて「自分へのご褒美」(4ポイント増)、「家族・友人・知人への贈り物」(3ポイント増)、「誕生日などの特別な記念日」(5ポイント増)などのニーズが高まっている。

アイランドは「コロナ禍を経て巣ごもり需要の反動や物価高による消費意欲の変化の影響により、普段の生活圏では購入しづらく、特別感をキーワードにしたものを食品通販で購入する傾向にあるのではないか」と分析している。

食品のお取り寄せをするシチュエーション
食品のお取り寄せをするシチュエーション

調査概要:お取り寄せに関するアンケート

  • 調査方法:「おとりよせネット」でアンケートを実施
  • 回答者詳細:男性が21%、女性が78%、回答なしが1%。年代は20代が6%、30代が22%、40代が28%、50代が25%、60代以上が19%
  • 有効回答:374人(食品通販の購入経験者)
  • 実施期間:2023年10月30日~11月30日
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