海外ユーザー1345人に聞いた日本製品を越境ECで購入する理由+購入状況+新商品の取得媒体など
BEENOSが海外ユーザー向けに実施した「越境ECの利用意向に関する意識調査」によると、越境ECを月に1回以上利用するユーザーは46%、1回あたりの購入金額が前年よりも増えた回答者は51%だった。購入商品のジャンルで最も多いのは「アニメなどのキャラクターグッズ」で57%。越境ECで購入する理由は、自国の店舗やECで販売していないことが最も大きな理由となっている。新商品の情報は「YouTube」などのSNS経由で取得しているユーザーが多い。
調査対象は、BEENOSグループが運営する海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を利用している海外ユーザー。回答者数は1345人で、調査期間は2024年11月19日~25日。
越境ECで商品を購入する理由を聞いたところ、最も多かったのは「自国の店舗やECサイトで販売していないから」で81.2%。続いて、「限定品で市場の流通数が少ないから」が41.0%、「廃番品で市場の流通数が少ないから」が40.6%となっている。
越境ECの利用頻度を聞いたところ、「1週間に2回以上」は5.7%、「1週間に1回程度」は10.7%、「1か月に1回程度」は29.8%。月に1回以上利用する割合は46.2%だった。「3か月に1回程度」は28.9%。
越境ECでの1回あたりの購入金額を聞いたところ、「5000円~1万円未満」が29.6%、「1万円~1.5万円未満」が18.4%、「1.5万円~2万円未満」が14.0%、「5000円未満」が10.2%となっている。
2024年の越境ECの利用金額が2023年と比べて「増えた」と回答したのは51.3%。「変わらない」は39.4%、「減った」は13.8%だった。
越境ECで購入したことがある商品ジャンルにを聞いたところ、「アニメなどのキャラクターグッズ」が57.3%、「書籍・マンガなどの冊子」が48.3%、「フィギュア・ぬいぐるみ」が46.3%、「おもちゃ・ホビー用品」が45.1%。日用品分野の「インテリア・キッチン・生活雑貨」も16.6%となっており、「越境ECでの商品購入が日常に溶け込みつつあることが伺える結果となった」(BEENOS)
越境EC利用者が日本の新商品情報を取得する媒体を聞いたところ、「YouTube」が44.4%、「Instagram」が42.1%、「X」が41.3%で、SNS経由が上位を占めた。「LINE」は7.3%、「TikTok」は5.6%だった。
越境ECの利用において、同じお店から2回以上購入したことがあるかを聞いた質問には、77.6%が「はい」と回答した。
同じお店から2回以上購入した理由を聞いたところ、「公式商品が購入できるから」が44.5%、「新商品が発売されるから」が39.0%、「お気に入りのお店だから」が31.3%となった。
海外旅行中に気に入って購入した現地の商品やブランドを、帰国後に越境ECで再度購入したことがあるかを聞いたところ、44.0%が「はい」と回答した。
帰国後に越境ECで再度購入した理由は、「自国では同じような商品が購入できないから」が60.0%、「商品を提供するブランドやショップの世界観のファンになったから」が45.6%、「効能や味、香り、手触りなど、商品自体がとても気に入ったから」が39.9%、「越境ECで購入しても安いから」が26.0%などとなっている。
調査概要
- 実施時期:2024年11月19日~25日
- 回答者数:1345人(内訳:表示言語が英語728人、繁体字454人、韓国語163人)
- 回答対象者:アンケート開始日より1年以内に「Buyee」で商品を購入した顧客のうち、表示言語を「英語」「繁体字」「韓国語」に設定している人
- 調査方法:オンラインアンケート
- 調査主体:BEENOSグループ