ECサイトの離脱理由は「アカウント情報の入力が面倒」「普段使うポイントを貯めたい」
アカウント情報の登録作業がコンバージョン率低下の一因になっている
複数のECサイトでまとめ買いができるアプリ「HOPPiNG」を提供するマージェリックが9月20日に公表した「ネットショッピングに関するアンケート調査」によると、消費者が初めて利用するECサイトで「買い物を止めた理由」の1位は「アカウント情報(支払情報や住所情報)の登録が面倒だったため」だった。
初めて利用するECサイトで、「購入をあきらめた、もしくは条件は悪くなるが普段使いのサイトで購入した理由」を選択式・複数回答で聞いた。
その結果、「アカウント(支払情報や住所情報)の登録が面倒だったため」が62.8%を占めた。
2位は「普段使いのサイトでポイントを貯めたかったため」(61.3%)、3位は「セキュリティに不安があったため」(35.1%)。
こうした理由がカート離脱を招いている要因の1つになっていると考えられるだろう。なお、米国の調査会社Baymard Instituteによると、カート離脱率の世界平均は約7割とされている。
「アカウントの登録管理は面倒」が過半数
初めて利用するECサイトで「気になる点」や「困っている点」を選択式・複数回答で質問したところ、「配送方法や支払情報を入力するのが面倒」を選んだ割合は63.3%、「アカウントの管理が面倒、忘れてしまう」は52.1%。
アカウントの登録や管理を面倒だと感じている回答者は半数を超えている。
ネットショッピングにおける商品の探し方を質問したところ、「複数のショッピングサイトで比較検討しながら商品を探す」(54.6%)と回答した割合が最も高かった。
調査概要
- 調査対象:20~60代男女
- 調査期間:2017年9月5日~9月6日
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 有効回答数:Q1=8828人、Q2・Q3=562人
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