DMMが物流センター内で3Dプリントサービス開始、造形物を首都圏へ「即納」
佐川急便の流通網を活用することで、首都圏の顧客に商品を迅速に配送する
動画配信やゲーム事業などを手がけるDMM.comは12月4日、3Dプリンターを使って造形物を製造する「DMM.make3Dプリントサービス」の新たな生産拠点を、日立物流の京浜物流センター内に開設したと発表した。
東京・大田区内の物流センターに生産拠点を置き、佐川急便の流通網を活用することで、首都圏の顧客に商品を迅速に配送する。
新たに開設した施設では、法人需要が多いプロトタイプや保守パーツの造形に適した3Dプリンターを導入。造形物を製造する際は、ゴムなどの柔らかい素材のほか、硬い素材や耐熱性に優れた素材も使用できるという。
「DMM.make3Dプリントサービス」の主要な生産拠点は石川県加賀市内に設けている。都内に生産拠点を新設したことで、これまで難しかった首都圏への「即納」が実現するとしている。
今後は、顧客ニーズに一層適したプリンターの導入や、生産設備の拡充を進めるという。また、メーカーが扱う保守部品の3Dデータを管理し、保守部品が必要になったときに、必要な個数を即納できる体制を構築するとしている。
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