【楽天の新型コロナ対策】オンラインで学びの場&店舗間のコミュニケーションの場を提供する「楽天まなびウィーク」とは
楽天は4月20日(月)~4月30日(木)まで、新型コロナウイルス感染拡大により店舗運営に悩む店舗に対する支援策として「楽天まなびウィーク」を開いています。営業日の15時からzoomを使用したオンライン形式で講座を実施。テーマは「リピーター育成」「トレンド分析」「クーポン活用」など毎日入れ替わります。
今回、実際に「楽天まなびウィーク」の講座を取材。講座の様子や受講した店舗の意見をお聞きしました。
なぜ「楽天まなびウィーク」を行っている?
「楽天市場」では以前から、オンラインで受講できる「楽天大学RUx」やオフラインでの講座を開き、店舗運営の支援を行っています。今回「楽天学びウィーク」を実施した背景は、「新型コロナの影響下で店舗が運営に不安を感じている」「営業自粛などで実店舗ではなかなか上手くいかない状況になっており、ECへの期待度が上がっている」ことをあげています。
また、「こんな時期だからこそ売り上げアップのノウハウを学び、店舗運営に役立てて欲しい」「店舗同士で交流できる、明るく前向きになってもらえる場を提供したい」と楽天は説明しています。
活発に行われるチャット
講義の様子を取材すると、取材日の参加者数は300店舗を超えていました。講義の間には参加店舗から講師へ、講師から店舗へチャットで質問を行う場面があります。
驚いたのは参加店舗間でチャットのやりとりが頻繁に行われていたこと。質問をした店舗に対し、他の店舗が「自店ではこうしている」「こういった方法はどうか?」といったやりとりを行っていました。質疑応答だけではなく自店の経験を述べる店舗もいて、オンライン上でのコミュニケーションにつながっていると感じました。
他の店舗と接する機会作りに
講義の後、実際に参加した店舗に話を伺いました。話をしてくれたのは、「マックス石鹸」の藤田修司氏。「楽天まなびウィーク」に参加した理由などについて語りました。
――「楽天まなびウィーク」に参加した理由を教えて下さい。
マックス石鹸 藤田氏(以下藤田氏):物事を学ぶことが好きで、普段からRUxを閲覧して勉強していたので、今回も参加してみようと思ったのがきっかけです。在宅で仕事をするようになると、他の店舗さんや外部と接する機会がぐっと少なくなってしまうので、気分転換も兼ねて参加しました。
――参加してみて、いかがでしたでしょうか?
藤田氏:勉強も出来ましたし、良い気分転換にもなりました。今回の講義内容のクーポン活用については、細かい設定方法などについて改めて学び直すことができ、復習の良い機会になりました。
クーポン施策は以前やっていたのですが、最近はクーポン施策を実施していない期間との売り上げへの違いなどを検証しており、実施していなかったんです。今回の講義を受けて、クーポン利用期間の設定を上手く考えて実施してみるのも良いかと思いました。
――気分転換になった理由は?
藤田氏:チャットでコミュニケーションが取れるのはライブ感があって良いです。チャットのやりとりから学ぶことも多いですね。
――今後、楽天に期待していることは何でしょうか?
藤田氏:楽天NATIONSという学びや交流の場があるのが大きいです。ECCともこまめにやりとりができているので、これまで以上にそういった施策を行ってほしいですね。