松原 沙甫[執筆] 2/4 7:30

間接資材のECサイト「モノタロウ」の運営などを手がけるMonotaROの2024年12月期連結業績は、売上高が2881億1900万円(前期比13.3%増)だった。営業利益は同18.4%増の370億6600万円、当期純利益は同21.0%増の257億2600万円。15年連続で過去最高益を更新した。

増収は既存顧客数の売上増加に加え、注文件数ならびに注文価格の上昇が要因となった。

15年連続で過去最高益を更新したMonotaROの2024年12月期連結業績(画像はMonotaROの決算概要資料から編集部がキャプチャ)
15年連続で過去最高益を更新したMonotaROの2024年12月期連結業績(画像はMonotaROの決算概要資料から編集部がキャプチャ)

営業増益は増収による売上総利益の増加に加え、売上高販管費率の圧縮、広告宣伝費や人件費などの見直しが寄与した。売上高販管費率は同1.1ポイント減の15.8%、売上高営業利益率は同0.6ポイント増の14.0%となった。

販管費率の圧縮により営業利益率が改善した(画像はMonotaROの決算概要資料から編集部がキャプチャ)
販管費率の圧縮により営業利益率が改善した(画像はMonotaROの決算概要資料から編集部がキャプチャ)

物流費は184億3500万円で同2.3%増。売上高に占める人件費・業務委託費などの増加などが要因となっている。

2024年12月期の物流関連コスト(画像はMonotaROの決算概要資料から編集部がキャプチャ)
2024年12月期の物流関連コスト(画像はMonotaROの決算概要資料から編集部がキャプチャ)

2025年12月期は、新規顧客獲得による顧客基盤の拡大と増収効果により、さらなる収益拡大をめざすとしている。

次のような施策の展開を予定している。

  • 新規顧客の獲得、獲得顧客の定着化、定着した顧客のLTV拡大の最大化
  • 新規連携企業獲得、契約先企業への営業活動の継続
  • 当日出荷商品の注文締切時間を延長するエリアの拡大、配送日時を指定する際の利便性向上など、顧客フルフィルメント向上施策
MonotaROが取り組む顧客フルフィルメント向上施策(画像はMonotaROの決算概要資料から編集部がキャプチャ)
MonotaROが取り組む顧客フルフィルメント向上施策(画像はMonotaROの決算概要資料から編集部がキャプチャ)

これらの施策により、2025年12月期の連結売上高は、前期比13.9%増の3281億7300万円を計画している。

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