父の日のギフト、ECモールで買うは23%。予算は「3000円~4999円」が最多、コスパ重視の傾向【消費者動向調査】

調査結果によると、「父の日」のギフトを贈ったことある人は全体の約60%だった。そのうち約23%が購入先に「総合オンラインストア」をあげている

大嶋 喜子[執筆]

6月6日 9:30

オンワード樫山とギフト商品やギフトカタログの企画制作を手がける大和が実施した「父の日ギフトに関する意識調査」によると、購入チャネルは「ショッピングモール」「百貨店・デパート」「総合オンラインストア」が上位にあがった。

調査対象は全国の男女880人で、調査期間は2025年5月21〜22日。

23.8%の購入先が「総合オンラインストア」

父の日のギフトを贈ったことがある530人にこれまでの購入場所を聞いたところ、「ショッピングモール」が最多で37.2%、続いて「百貨店・デパート」が35.5%、「総合オンラインストア」が23.8%だった。

オンワード樫山と大和は「実店舗での購入が根強い一方で、オンラインストアも一定の支持を集めており、今後は“店頭でもネットでも手軽に選べる”ギフト需要がさらに高まることが予想される」と指摘している。

父の日のギフトの購入場所(複数回答可)
父の日のギフトの購入場所(複数回答可)

予算は「3000円~4999円」が34%

父の日のギフトにかける予算を聞いたところ、「3000円〜4999円」が最多で34.2%、続いて「5000円〜6999円」が18.1%、「1000円〜2999円」が14.9%だった。オンワード樫山と大和は「高すぎず、気軽に感謝を伝えられる価格帯が主流であり、手ごろな価格で実用性のあるギフトが好まれている」と解説している。

父の日のギフトにかける予算
父の日のギフトにかける予算

これまでに贈ったギフト、最多はお酒

これまで何をプレゼントしたかを聞いたところ、最も多かったのは「お酒」で47.4%、続いて「ファッション(ネクタイ・シャツなど)」が39.8%、「食品・スイーツ」が31.9%だった。「し好品や実用的なアイテムが人気を集めており、“日常使いできる+ちょっと特別感のあるギフト”が選ばれる傾向がうかがえる」(オンワード樫山、大和)

これまでにプレゼントしたもの(複数回答可)
これまでにプレゼントしたもの(複数回答可)

4割超が何を贈るかに悩む

父の日のギフトを選ぶ際に困ること・悩みがあるかを聞いたところ、「何をあげたら喜ばれるかわからない」が最も多く、44.2%となった。続いて「毎年似たようなものになってしまう」 が38.9%だった。

父の日のギフトを選ぶ際に困ることや悩み
父の日のギフトを選ぶ際に困ることや悩み

調査概要

  • 調査主体:オンワード樫山マーケティンググループ、大和
  • 調査方法:インターネットアンケート
  • 調査対象:全国の男性、女性880人
  • 調査期間:2025年5月21日~22日
この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00 B向けEC担当者必見。BtoBビジネスを成功に導くサイト内検索の最適化戦略 9月3日 8:00 クリック率3倍、セッション数2.3倍を実現したECサイトの取り組みとは? リアル店舗のような“ワクワク感”を再現するPLAZAの事例 9月2日 7:00