MTGがリカバリーウェア領域に参入。薬局、病院内ショップ、スポーツ用品店などへの「ReD」販売で攻勢
「ReFa」や「SIXPAD」を展開するMTGはリカバリーウェア領域に参入、7月にリカバリーウェアブランド「ReD」をローンチした。薬局、病院内ショップ、スポーツ用品店などへの販売で攻勢をかけている。ECサイトでの販売は7月10日から。

「ReD」は一般医療機器区分「家庭用遠赤外線血行促進用衣」として、インナーウェアやスリープウェアなどを展開するブランド。遠赤外線の血行促進作用により「血行促進」「疲労回復」「肩・腰のコリ改善」「筋肉のハリ・コリ緩和」「筋肉の疲労軽減」の5つの効果が期待できるとしている。
8つの天然鉱石を独自配合した「血行促進繊維VITALTECH(バイタルテック)」を採用。身体が放出する遠赤外線を吸収し、再び肌へ放出することで血行を促進する24時間リカバリーウェアという。
「ReD」はさまざまなオフラインチャネルで取り扱う。7月9日までにさまざまな販路での取り扱いを発表している。
- 全国のハンズ56店舗
- 首都圏を中心としたビックカメラ22店舗
- 全国のスーパースポーツゼビオ116店舗
- 関東のヴィクトリア20店舗
- 「Dr.stretch」一部店舗
- 全国の病院内ショップ942カ所
- 全国のスギ薬局1500店舗以上
- 全国の調剤薬局1007カ所

直営店やポップアップストアの展開も進める。直営店は都内・渋谷ヒカリエ ShinQsに1号店をオープン。ポップアップストアは7〜8月に高島屋大阪店、阪急うめだ本店、伊勢丹新宿店で展開する。

一般社団法人日本リカバリー協会によると、近年の健康意識の高まりによりリカバリー(休養・抗疲労)の重要性が認識され、その市場規模は拡大。2024年のリカバリー市場は6兆円、2030年は約14.1兆円に拡大すると推計している。
リカバリーウエアのECでは、「BAKUNE」などを展開するTENTIALが代表企業。2025年2月に東京証券取引所グロース市場へ新規上場した。初値2600円だった株価は、2025年6月に6480円まで上昇、投資家からの注目を集めている。
なお、2025年1月期通期の売上高は前期比137.3%増の128億3700万円、営業利益は同206.9%増の14億5200万円、当期純利益は同109.4%増の10億6100万円と大躍進を遂げている。