富士ロジテックホールディングス、在庫管理と出荷のフルフィルメント物流サービスを提供開始
富士ロジテックホールディングスは在庫管理と出荷のフルフィルメント物流サービスを提供開始した。オムニチャネル化やOMO拡大を図る事業者の需要に応えて支援する。
EC向けのフルフィルメントサービスを手掛ける富士ロジテックホールディングスは、在庫管理と出荷のフルフィルメント物流サービスを9月1日から提供開始した。
EC構築サービス「Lexica」を提供するE-リテイリングシステムズとの連携で実現した。フルフィルメント物流サービスを通じて、EC事業者や小売事業者の多くが力を入れているオムニチャネルコマースやOMOの拡大に寄与していく。
在庫管理・出荷のスキームを改善
在庫管理と出荷のフルフィルメント物流サービスは、「Lexica」の基本機能を活用。ECサイトで注文した商品を受け取る「BOPIS」、ECサイトで注文した商品を店舗で返品できるサービス「BORIS」から連携する。
「オムニチャネルコマースのサービスを拡張をしたい」「在庫管理・出荷の対応を改善したい」「顧客管理や発送業務を再設計して、店舗スタッフのモチベーション向上や店舗の販売力を強化したい」といった考えるEC事業者や小売事業者に導入を提案する。
今回提供開始したフルフィルメント物流サービスを導入すると、導入企業は以下のようなメリットが得られるという。
- 在庫管理と出荷をシンプルに運用できる
- 取り扱う商品それぞれの在庫残数、配送手段、利用可能出荷拠点を把握して、注文確定/出荷指示できる。
- 「ヘッドレスコマース」(ECサイトのフロントとバックエンドを分離させることができるECプラットフォーム)と一体化した注文管理システム
- 「Lexica」の基本機能の設定でサービスを「ヘッドレスコマース」を提供開始できる。このことから、「バックエンド側の注文管理システムの機能を充実させたいが、工数や費用などの問題で実施をためらう」という課題をもつ事業者に対して、リプレース導入を促している。
- 分散出荷に対応する物流・発送代行サービス
- フルフィルメントと物流・発送代行業務を、返品・交換・回収・転送までデザインを再設計できる。
- 返品・交換・回収サービスを一つのプラットフォームで提供
- あらかじめ設定した何らかのトリガーによってシステムから送られる自動送信メール「トランザクションメール」の、リッチコンテンツ化への対応が可能になる。このほか、返品・交換・回収の顧客購買後体験をよりユーザー視点、バックオフィスの効率化視点で導入できる。
今までのコマースシステムは、「ヘッドレスコマース」の、ヘッドレス側の機能面が重視されてきた。一方で、実際の運用設計・運用改善には、顧客データの一元化と、商品在庫とフルフィルメント機能が確立していないと、価値ある顧客体験やスタッフの満足度を得ることができなかったという。
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