シニア世代のネットショッピング利用率は91%、 ECで“つまずく”ポイントは「会員登録」「決済」
調査結果によると、シニアのネットショッピングの利用経験は9割超にのぼっていることがわかった。シニアのなかでの年代別・性別の特徴や、ECの利用につまずくポイント、改善点をまとめた
リクシスが実施したシニア世代のネットショッピング利用実態調査によると、ネットショッピングの利用経験があるシニアは91.6%にのぼった。一方で、「最初はネットショッピングがうまくできなかった」という回答者も目立った。シニア世代がECの利用につまずくポイントは、会員登録や決済方法の登録が多いようだ。
ネットショッピングの利用経験は9割超
ネットショッピングの利用経験があるシニアは91.6%で、男性60代は97.9%が「利用経験がある」と回答した。
「利用経験がある」と回答したシニアに、初めから問題なく買い物ができたかを聞いたところ、84.8%は「最初から問題なくできた」と回答。一方で、女性70代以上の約2割は「最初はうまくできなかった」と答えた。
「ネットショッピングをやろうと思ったができなかった」というシニアも含めて、リクシスは「一部のシニアにはまだネットショッピングは難しいものとなっている様子がうかがえる」と分析している。
シニアによるネットショッピングの利用は以前よりも広がってきているが、ハードルを感じる経験をしているシニアも一定数いることが見えてきた。
シニア市場を考える上で、シニア自身がインターネット上で商品やサービスを購入、申し込みできる環境を整えていくことが、ますます重要になる。
シニアが“つまずく”ポイントは会員登録
インターネットで商品やサービスを買ったり、申し込んだ際に、どこでつまずいたのかを聞いたところ、「会員登録」が48.9%が最多。次いで「決済方法の登録」が47.9%だった。
こうした登録について、「エラー表示が出るが、何がエラーなのかわからない」が50.7%で最も高かった。
エラー表示内容や用語などが初心者でもわかりやすい状態にしておくこと、困った際に迅速にシニアの疑問に応えられる仕組みが必要なのかもしれない。(リクシス)
調査の概要
- 調査手法:インターネット調査
- 調査期間:2023年3月14日〜3月17日
- 調査対象:全国60代以上の男女640人
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