瀧川 正実 2015/5/12 11:10

EC構築支援のプラットフォーム「FutureShop2」を提供するフューチャーショップが、アマゾン ジャパンが提供を始めた「Amazon ログイン&ペイメント」を実装することがわかった。「FutureShop2」を利用する1900店舗超のEC企業が「Amazon ログイン&ペイメント」を利用できる環境が整う。「Amazon ログイン&ペイメント」を導入するECプラットフォームとしてはフューチャーショップが初めて。

「Amazon ログイン&ペイメント」は、導入した自社ECサイトにおいて、「Amazon.co.jp」のアカウントでログインすることができ、そのアカウントに登録してある配送先住所やクレジットカード情報を決済などに利用できるのが特徴。

導入企業はアドレスや配送先に関する顧客情報を自社で管理することができる。Amazonのアカウントで購入した顧客に対する、メールマーケティングやクーポン、ポイントプログラムなどの販促活動も可能だ。

「FutureShop2」のオプションサービスとして提供する。提供開始日は9月1日。7月1日から申し込みの受付を始める。

「Amazon ログイン&ペイメント」をフューチャーショップが「FutureShop2」に実装

「Amazon ログイン&ペイメント」を導入したカート内の表示イメージ(現在開発中のため、一部変更する場合あり)

フューチャーショップが行った、「FutureShop2」の稼働店舗で月間訪問者数5万人以上のECサイト中10店舗を無作為に抽出した調査によると、商品をカートに入れたものの、決済完了までたどり着かないカート放棄率が平均66.17%を示していた。

「Amazon ログイン&ペイメント」の導入は、「入力の手間を減らし購入時にかかる時間を短縮することが可能となり、コンバージョン率を高めることが期待できる」(フューチャーショップ)としている。

アマゾン ジャパンが5月11日に行った会見では、第1弾導入パートナーとして、夢の街創造委員会が運営する「出前館」の出前サービス、四季が運営する「劇団四季」のチケット販売サービスへの導入が明らかにされていた。

フューチャーショップが「Amazon ログイン&ペイメント」を競合のプラットフォームに先駆けて実装が決まったのは、Amazonが開拓したいEC企業の層とマッチしたからとみられる。

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