アラタナ ECマーケティング支援サービス「ECコンサル」 2016/10/12 7:30

ECサイトのSEO_アイキャッチ画像

前回の記事はECサイトのSEOのうち、キーワード(keywords)を考察し、キーワード選定のためにECサイト運営でも3C事業戦略やSTPマーケティングの分析解析が役立つことに触れました。今回は、その分析解析の考え方を元にSEOを実践(キーワードを選定)していきたいと思います。みなさんも前回考察した自社ECサイトの分析結果からキーワード選定、設定をしてみてください。

狙いたいキーワードを考える

まずはどのようなキーワードで検索されたときに上位に表示されたいかを考えていきます。ここで大切になるのが、改めて自分たちのことを見つめ直す、ということです。

誰にお買い上げいただきたいのか

どのような方にお買い上げいただきたいか、というのは、よく「ペルソナ設定」という呼ばれ方をしているものです。

自分たちのECサイトのペルソナをしっかり設定しておくことで、お買い上げいただくお客様のより詳細なニーズに気付くことができ、そこから必要なキーワードを考えることが可能になるのです。ペルソナ設定についてはこちらのECコンサルブログ内の別の記事で詳しく紹介しているものがありました。こちらを読んでおいてくださいね。

ネットショップは分析命!ペルソナの作り方。

ECサイト成約向上のかげにはペルソナさんの存在あり

圏外のキーワードを考察する

選定したキーワードのうち、残念ながら「圏外」(検索結果の100位以内に入っていない)ものを見直します。
「九州」「化粧品通販」「ワンピース」など、広すぎるターゲットのものが、圏外になっていませんか?

たとえば「化粧品通販」と検索した場合、検索結果は約1570万件です。これで上位に表示させるのはなかなか難しいですね。

上記でお話しした通り、しっかりと誰に買ってもらいたいかを考えていれば、それに沿ったキーワードで上位表示されていれば問題ないのですから、「化粧品通販」のような大きなワードは選定外としたほうがよさそうです。

このようにネットショップの見込み客にとって不要なキーワードはなるべく選定外とし、選定キーワードをより絞り込むこともネットショップのSEOでは重要になっていきます。次のステップとして、残った選定キーワードを元にGoogle AdWords:キーワードツールを使用して分析してみましょう。

検索ボリュームにも注意

いよいよキーワードツールを使用してキーワードを選定していくのですが、ここで注意したいのが検索ボリュームです。

ペルソナをしっかり設定すればするほど、2語・3語と掛け合わせたキーワードを設定したくなってくると思います。ニッチなキーワードで検索してサイトに訪問してくれるお客様は、確かに購入につながる確率が高いでしょう。しかしそれだけでは十分な集客を見込めず、思ったようにECサイトの売上が伸びない…という事態になってしまいます。

キーワードツールでは検索ボリュームも必ず確認して、ある程度ボリュームのあるワードも狙っていくようにしてください。矛盾しているようですが、ECサイトのSEOを考えるにあたっては、ここのバランス感覚もやりながら掴んでいくのが重要です。

キーワード選定ができたら

キーワードの選定ができたら、サイト内にそのキーワードをしっかり設定していきます。
まずやることは以下の3点です。

meta keywords(メタ キーワード)の変更

ネットショップのmeta keywords(メタ キーワード)設定を、選定したキーワードに変更しましょう。効果を見ながら選定キーワードは変えますが、現時点での選定キーワードをひとまず入れてください。

titleタグの変更

同様に選定キーワードを元にネットショップのタイトルを変更します。選定キーワードをうまく盛り込んで、30文字前後で作成しましょう。こちらも効果を見ながら変えますが、現時点でのものを。

meta description(メタ ディスクリプション)の変更

最後にmeta descriptionを変更。こちらも設定した選定キーワードを盛り込んで、80文字以内で作成しましょう。こちらもやはり効果を見ながら変えますが、現時点でのものを。

ここまでやれたら、経過を少し見守ります。SEOは1日にしてならずといろいろなところで言われていますね。状況をみながら継続してがんばる必要があります。

次回はまた違った切り口からECサイトのSEOについてお届けします。まだまだ、ECサイトのSEOは序盤ですが、地道にいきましょう。それではまた~(^-^)

今回のECサイトSEO:キーワード選定・設定のまとめ

  • 選定していたキーワードで圏外のものは改めて見直しをすること。
  • ネットショップのキーワードを選定する時、Google AdWords:キーワードツールなどを利用して傾向と対策をしっかり立てること。
  • 選定したキーワードを元に、ECサイトのtitileタグやdescription設定を見直すこと。

「ECコンサルコラムサイト「ECコンサル」」掲載のオリジナル版はこちら:
【ECサイトのSEO:第2回】キーワード考察その2:選定(2016/09/30)

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