株式会社いつも. 2017/2/27 7:00

みなさまこんにちは。株式会社いつも.のコンサルタントです。今回は楽天市場のトレンドを踏まえ、2017年に取り組むべきSEO対策のポイントを解説します。

2016年は楽天市場の検索アルゴリズムが比較的安定していた年でした。細かいチューニングは不定期で行われたようですが、検索結果順位が大きく動くようなアルゴリズムの変更は見られませんでした。そして2017年に入ってからも検索アルゴリズムは比較的安定しています。

検索アルゴリズムが安定していると、腰を据えてSEO対策に取り組める一方、順位が固定化しやすく、競合と同じような検索対策を行っているだけでは順位を上げにくいという課題も出てきます。実際、SEO対策を行っているショップの中には効果が頭打ちになるケースも出てきているようです。

楽天サーチのアルゴリズムが落ち着いている今、取り組むべきSEOのポイントとはどのようなものでしょうか?

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基本を徹底しながらスモールワードも追加する

楽天サーチの検索結果順位は「商品の実績(売り上げ)」の影響を強く受けます。そのため、新商品や販売実績が少ない商品は競合店舗と同じキーワードで検索対策を行っているだけでは上位表示させることは出来ません。また、最近はSEO対策に取り組む出店者が増えてきたこともあり、この傾向はますます強くなっています。

検索アルゴリズムが安定している現在のSEO対策のポイントは、まずは基本となる施策を徹底して行った上で、「どこまで細かい対策を実行できるか」に尽きます

サジェストワードや関連キーワードから検索ボリュームの大きいキーワードを見つけて商品ページに対策を施すだけでなく、ロングテールが狙えるミドルワードやスモールワードにも対策の範囲を広げてください。

スモールワードは検索回数こそ少ないですが、対策している競合が少ないため検索結果の上位に表示しやすいですし、スモールワードで商品を探すユーザーはニーズが顕在化している傾向にあるため、コンバージョン率も高い傾向にあります。

スモールワードから流入数を獲得していくことで商品の売り上げを増やし、中長期的な視野に立って検索結果順位を上げていく戦略が必要です

効果的な「季節ワード」を埋め込む

SEO対策として季節ごとに検索ボリュームが急増する「季節ワード」を商品ページに埋め込むことも有効です。楽天市場で代表的な季節ワードは「正月」「バレンタイン」「ホワイトデー」「母の日」「父の日」「お中元」「ハロウィン」「クリスマス」などがあります。季節ワードの対策は直前に実施しても大きな成果は期待できませんから、遅くとも2〜3カ月前から検索対策を行い、イベントまでに検索順位を出来るだけ上げおくことで、需要の最盛期に売り上げを大きく伸ばすチャンスが生まれると考えてください。

弊社が運営支援を行っている和菓子のネットショップさまは、今年の年末年始に「お歳暮」「お年賀」「正月」といった季節ワードを商品ページに埋め込み、露出アップと集客アップ、さらに売上アップに成功しました。そのショップの2016年12月における「購入につながったキーワード」のトップ3に「お歳暮」と「お年賀」が入るなど大きな成果をあげています。

手間を惜しまず基本を徹底し、素早くPDCAを回す

細かいSEO対策を行うには手間がかかりますが、現在の楽天市場はその手間を惜しんでいては勝てないマーケットになっています。「基本を徹底する」「できるだけ細かく施策を打つ」「素早くPDCAを回す」ことが、楽天市場のSEO対策で成果を上げる鉄則だと考えてください。

「株式会社いつも.公式ブログ」掲載のオリジナル版はこちら:
楽天市場の検索アルゴリズムが安定している2017年に取り組むべきSEO対策とは?(2007/02/23)

筆者関連情報

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