QRコード決済で最も使われているのは「楽天ペイ」、次いで「PayPay」。認知度トップは「LINE Pay」

MMD研究所は2019年1月8日~1月10日の期間で「QRコード決済サービスの利用に関する調査」を実施した。また、2018年12月26日~2019年1月2日の期間で「QRコード決済サービスのキャンペーンに関する調査」を実施した。
QRコード決済サービス利用状況調査
利用率トップは「楽天ペイ」(9.4%)、認知度トップは「LINE Pay」(86.8%)
スマートフォンを所有している20歳~69歳の男女を対象にQRコード決済サービスの利用状況を聞いた。対象としたサービスは下記の8サービス
- 楽天Pay
- PayPay
- LINE Pay
- d払い
- Amazon Pay
- Origami Pay
- Alipay
- WeChat Pay
「現在利用している」という回答が最も多かったのは「楽天ペイ」(9.4%)、次いで「PayPay」(8.1%)、「LINE Pay」(7.9%)だった。「聞いたことはあるが、内容はよく知らない」を含めたサービスの名称認知度を見ると、トップは「LINE Pay」で86.8%。「PayPay」(86.4%)、「楽天ペイ」(79.0%)と続いた。

出典:MMD研究所
男女別で見ると、「楽天ペイ」を「現在利用している」と回答した男性は11.6%(n=447)、女性は7.0%(n=440)だった。

「PayPay」を「現在利用している」と回答した男性は10.3%(n=447)、女性は5.9%(n=440)だった。

「LINE Pay」を「現在利用している」と回答した男性は8.9%(n=447)、女性は6.8%(n=440)だった。

QRコード決済を利用する理由は「ポイントがたくさん貯まるから」(39.4%)
いずれかのQRコード決済サービスを現在利用していると回答した188人を対象に、サービスを利用する理由について聞いたところ、トップは「ポイントがたくさん貯まるから」(39.4%)、次いで「会計がスピーディーに終わるから」(31.9%)、「キャンペーンを知って興味を持ったから」(26.6%)と続いた。
また、男女で最も差が出た項目は「お財布を持ち歩きたくないから」で、男性18.9%、女性4.9%と、14ポイントの差が開いた。

QRコード決済サービスを利用する理由(複数回答可/男性 n=106、女性 n=82) 出典:MMD研究所
QRコード決済を利用しない理由は「クレジットカードで十分だから」(43.1%)
QRコード決済サービスを利用していないと回答した699人を対象に、サービスを利用しない理由について聞いたとこ、トップは「(カードタイプの)クレジットカードで十分だから」(43.1%)、次いで「現金で十分だから」(23.6%)、「個人情報や決済情報が漏洩しないか不安だから」(21.6%)と続いた。 男女で最も差が出た項目は「お金を使いすぎてしまいそうだから」で、男性15.5%、女性24.0%と、8.5ポイントの差が開いた。

調査概要
- 調査タイトル:「2019年2月 QRコード決済サービスの利用に関する調査」
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象者:スマートフォンを所有している20歳~69歳の男女
- 有効回答:887人
- 実査期間:2019年1月8日~1月10日
- 調査設問数:5問
2018年秋冬キャンペーンによるサービス認知度調査
20歳~69歳の男女2,001人を対象に、QRコード決済サービス各社が2018年秋から冬にかけて実施したキャンペーンを知っているかどうか聞いたところ、最も認知度が高かったのはPayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」(62.6%)、次いでLINE Pay「LINE Payでわりかん」(45.3%)、楽天ペイ「スタートボーナスチャンス 楽天ペイアプリを初めて使って1,000ポイント」(27.6%)という結果だった。

いずれかのキャンペーンを知っていると回答した人を対象に、それぞれのサービスを実際に利用したかどうか聞いたところ、利用率が最も高かったのは「Origami Pay」(18.8%)、次いで「楽天ペイ」(17.5%)、「PayPay」(17.3%)という結果だった。

各キャンペーンを認知したきっかけについて聞いたところ、最も多い回答はいずれも「テレビCMやニュース番組で知った」。次いで「Webメディアやニュース配信アプリの記事」「Webの広告」「SNSの口コミ」が続いた。
各キャンペーンの認知度を性年代別に見ると、PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」では、最も認知度が高いのは男性は20代で76.1%(n=180)、女性は40代で65.6%(n=209)だった。

LINE Pay「LINE Payでわりかん」では、最も認知度が高いのは男性は20代で61.1%(n=180)、女性も20代で56.5%(n=168)だった。

楽天ペイ「スタートボーナスチャンス 楽天ペイアプリを初めて使って1,000ポイント」では、最も認知度が高いのは男性は20代で47.8%(n=180)、女性も20代で30.4%(n=168)だった。

d払い「dポイント 魔法のスーパーチャンス!」では、最も認知度が高いのは男性は20代で46.1%(n=180)、女性も20代で30.4%(n=168)だった。

調査概要
- 調査タイトル:「2019年1月 QRコード決済サービスのキャンペーンに関する調査」
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象者: 20歳~69歳の男女
- 調査サンプル数:2,001人
- 調査実査期間:2018年12月26日~2019年1月2日
- 調査設問数:5問