ネッ担まとめ

「ネット専業に限界を感じているけど、実店舗はコストが……」という人向けのサービスが登場しました。自社の商品を置いてくれそうなショップとのマッチングサービスです。まずはショップ探しからですね。

登録して自社に合った店舗を探してみては?

商品をECのように簡単に店舗で売れる「SpaceEngine」公開、ブランドとリアル店舗をマッチング | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2019/05/30/spaceengine/

まとめると、

  • 「SpaceEngine」はオフラインで商品を売りたいブランドとリアルな拠点を持つ店舗をマッチングし、店頭で自社商品を販売できる体験を提供するサービス
  • 商品が売れた場合、35%が店舗の収益、15%が「SpaceEngine」の利用料となり、残りの50%がブランドの元に入る
  • 鞄ブランド「ガストン・ルーガ」は「SpaceEngine」経由で約70万円の売上を記録した。熊本県の農家が作った生姜のお菓子が2週間で40個完売したこともある

「ブランドとしてはプレイヤーの増加に伴い、ネット単体ではなくオフラインも含めて顧客との接点を持ちたいというニーズがある。ただ自社店舗もポップアップもいきなり始めるにはハードルが高く、そこに明確なペインがあった」

「店舗としても、1店あたりの売上を上げるために何か今までと違う商品を取り入れたいという考えは常にある。従来はゼロから商品を探す手間に加えて、売れるかわからない状態で在庫を仕入れるリスクがあった。SpaceEngineの場合は魅力的なブランドをお金をかけずに誘致でき、料金も無料。その点に1番価値を感じてもらえている」

─スペースエンジン代表取締役 野口寛士氏

引用がちょっと長いですが、ブランド側と店舗側双方の悩みを解決する手段として、現時点での最適解かなと思います。ブランド側は「手に取ってみたい」というユーザーの要望を満たせますし、店舗としても新たなお客さんの開拓になります。EC専業の皆さんは自分に合った店舗を探すだけでも楽しそうですし、店舗に合った商品を開発するのもありですよね。

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Amazonに14年勤めた人が選んだ仕事

アマゾンやめ「実店舗」で成功した49歳男の人生 | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/282828

まとめると、

  • 角田太郎さんは14年間働いたAmazonを退社後、中目黒にカセットテープ専門店「Waltz(ワルツ)」をオープンした
  • 自分が好きだからこそ、カセットに夢中になる人が世界中にいることは知っていた。日本のカセットテープカルチャーが世界に遅れをとっていることも理解していた
  • 開店後1か月ほど雑誌の取材を受けた。それ以来、メディアからの出演依頼が絶えない

「アマゾンが実店舗を潰した……なんて言われることもありますが、僕は実店舗には実店舗なりの価値の出し方があると思う。実際、ワルツは実店舗だからこそグッチ プレイスに選ばれたり、感度の高い方に訪れていただいたりしています。僕はワルツで、現代の実店舗の価値のつくり方の成功事例を示したいんです」

─Waltz店主 角田太郎氏

AmazonというECの最先端企業にいたからこそ、実店舗の活かし方がわかっていたのではないかと思います。カセットテープ自体がアナログなので実店舗と相性が良いということもあったのかもしれません。いずれにせよ、ECとか実店舗という切り口で分けるのではなく、商品とユーザーにとって最適な売り場と売り方を考えるということですね。

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ユーザーと直接の接点を持つにはエンターテインメント性が重要

いまなぜD2Cがブームなのか ヤフー井上さんとブランド&コミュニケーションを語る | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/6656

日本には「おもしろいムダ」が足りない ヤフー井上さんと「効率で勝負しないEC」について考える | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/6661

まとめると、

  • 企業が消費者の間に入り込むには「話のネタになる」というやりかたがある。いじられる能力「イジラレビリティ」が必要
  • 究極な話をすれば、流通支配力が100点ならブランド力は0でもいいし、ブランド力が100点なら流通支配力が0でもいい
  • これからはデータを使って人を楽しませる時代になりそう。「データを使ってエンターテイメントする」という軸があってもいい

「あなたのような人が買った商品」の紹介も便利なんですけど、「あなたのような人が絶対買わない商品」もおもしろいじゃないですか。効率や利便性、おもてなしを重視したら絶対にやらないと思いますけど、おもしろさを追求するならばありですよね。

たとえば「あなたみたいな人って、こういうアップルティーは買わないですよね」なんてすすめたら、少しも売れないだろうけど、おもしろいじゃないですか。「確かに、俺アップルティーは買わねぇわ」って。

─ヤフー メディアカンパニー マーケティングソリューションズ統括本部 マーケティング本部 本部長 井上大輔氏

「これなんの意味があるの?」と思った人は脳みそが硬直しているかもしれませんよ。「イジラレビリティ」には隙が必要なので、その隙を意図的に作ってからユーザーとコミュニケーションをとる流れです。買い物をしなくても楽しい場所で、知らないうちに買ってしまう。そんなショップを目指してみるのはいかがでしょうか?

EC全般

アマゾンがIT導入補助金2019のIT導入支援事業者に認定、Amazonビジネスで購入できるソフトウェアなどが補助金対象 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6495

セキュリティソフトや会計ソフトの購入で補助金がもらえるのは便利。消費増税で必要なものはAmazonで……となりそう。

【 エシカル消費 】国連や政府も後押しする、人と環境に優しい消費行動は広がるのか? | マーケティングリサーチキャンプ
https://marketing-rc.com/article/20190524.html

「エシカル」とは「道徳・倫理」の意味。日本ではあまり話題になっていませんが大切な話です。

公式ブログ「TikTok Ads Japan」開設のご挨拶 | TikTok Ads Japan
https://tiktok-ads-japan.jp/archives/83

すでにTikTokを使っているショップは広告を出すことで一気に加速しそうですね。

[永久保存版]アナグラムによる「失敗しないBtoB向け広告」その考え方と具体的な手段 | SalesZine
https://saleszine.jp/article/detail/485

BtoBのECの市場規模は344兆2300億円。ここで勝利するために必要な考え方です。

ついに最終回!世界で通用する商品画像とは?…売れる商品画像講座(12) | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/67048

商品画像だけで12記事。読みごたえがありますが役立つ内容なのでご確認ください。

暑い日は「男性も日傘を」――環境省の呼び掛け&「Yahoo!ショッピング」では男の日傘購入が3.8倍に増えている | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6491

日傘を使っている女性に聞くと涼しいらしいですね。こういったデータが出てくると堂々と使えるので、個人的にも使ってみようかと考え中。

今週の名言

情報収集が便利になった反面で、とにかく効率やスピード重視で「やったつもり症候群」が増えている流れを見ていると、最も大事な原点を見失っているように感じてならないのです。

「やったつもり症候群」が増えている -- 「do」にこそ価値がある | 商業界オンライン
http://shogyokai.jp/articles/-/1749

藤原さんと井上さんの対談に関連して。無駄に見えることもやってみないと無駄かどうかはわかりません。くれぐれも頭だけで判断しないように。

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森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

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