Fastask 2020/5/27 9:00

ジャストシステムが運営するネットリサーチ「Fastask」では、毎月楽天市場やAmazonなどモールの利用状況や、ZOZOTOWNやSHOPLISTなどファッション系ECサイトの利用状況などについて定点調査を行っている。また、月ごとに設定したテーマにそった調査も実施している。

今回は、「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2020年4月度)」から、「置き配」の利用状況についてまとめた。

EC利用者の8割以上が「置き配」を認知

ECの利用経験がある人に「置き配」の認知度について聞いたところ、「知っており、他の人にも説明できる」と回答した人が38.5%、「知っているが、説明できるほどではない」と回答した人が42.3%で、合わせて80.8%の人が「置き配」を知っていると回答した。

調査データ Fastask Justsystems ジャストシステム 置き配 認知状況
EC利用者の「置き配」の認知度(n=678)
(グラフは「Fastask」定点調査データから編集部が作成)

「置き配を知っている」と回答した人に「置き配」の利用状況について聞いたところ、「置き配を利用したことがある」と回答した人は29.6%。「利用を検討している」と回答した人は31.0%、「利用も検討もしていない」は38.1%だった。

調査データ Fastask Justsystems ジャストシステム 置き配 利用状況
「置き配」を知っている人の「置き配」利用状況(n=548)
(グラフは「Fastask」定点調査データから編集部が作成)

日用品の「置き配」率が高い結果に

「置き配」を利用したことがある人に、「置き配」を利用したことがある商品ジャンルを聞いた。1位は「日用雑貨・消耗品」(53.7%)で、「書籍・DVD」(38.3%)、「ファッション」(29.0%)、「美容・コスメ」(26.5%)、「食品・食材」(25.9%)と続いた。

調査データ Fastask Justsystems ジャストシステム 置き配 利用商品ジャンル
置き配を利用したことがある商品ジャンル(n=162/複数回答可)
(グラフは「Fastask」定点調査データから編集部が作成)

反対に、「置き配」を利用したくない商品ジャンルについて聞いたところ、「食品・食材」(55.1%)が最多となり、半数以上の人が「食品・食材」で「置き配」を利用したくないと回答した。2位以降は「出前」(47.6%)、「家電・カメラ・AV機器」(47.3%)、「医薬品・サプリメント」(38.7%)だった。

新型コロナウイルスで利用状況は変わったのか

「置き配」を利用したことがある人に、新型コロナウイルスの影響による「置き配」の利用状況の変化について聞いた。結果、「増えた」(29.0%)、「やや増えた」(32.1%)を合わせて61.1%の人が利用回数が増えたと回答した。

          
調査データ Fastask Justsystems ジャストシステム 置き配 新型コロナウイルス 利用の変化
新型コロナウイルスによる​​​​​​「置き配」の利用状況の変化(n=162)
(グラフは「Fastask」定点調査データから編集部が作成)

利用回数が増えた人を年代別にみると、10代(64.3%)、20代(77.1%)、30代(66.6%)、40代(43.4%)、50代(57.1%)、60代(40.9%)で、20代が最も多かった。

一方で、「減った」と回答した人は0.6%。「変化はない」と回答した人は35.8%だった。

調査実施概要
  • 調査タイトル:Eコマース&アプリコマース月次定点調査 (2020年4月度)
  • 調査方法:ジャストシステムのセルフ型ネットリサーチ「Fastask」
  • 調査期間:2020年4月21日~4月26日
  • 調査対象:「Fastask」のモニタのうち、男女17歳~69歳まで均等に割り付けて回収
  • 有効回答:1,100人

調査結果についてもっと知りたい方は、ジャストシステムが公開した以下のページから調査レポートをダウンロードして下さい(バナーをクリックすると専用ページにジャンプします)。

Justsystem ジャストシステム 調査結果 Fastask
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