新型コロナの影響で「置き配」利用は約6割が「増えた」。利用したい商品は「日用品・消耗品」が最多
ジャストシステムが運営するネットリサーチ「Fastask」では、毎月楽天市場やAmazonなどモールの利用状況や、ZOZOTOWNやSHOPLISTなどファッション系ECサイトの利用状況などについて定点調査を行っている。また、月ごとに設定したテーマにそった調査も実施している。
今回は、「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2020年4月度)」から、「置き配」の利用状況についてまとめた。
EC利用者の8割以上が「置き配」を認知
ECの利用経験がある人に「置き配」の認知度について聞いたところ、「知っており、他の人にも説明できる」と回答した人が38.5%、「知っているが、説明できるほどではない」と回答した人が42.3%で、合わせて80.8%の人が「置き配」を知っていると回答した。
「置き配を知っている」と回答した人に「置き配」の利用状況について聞いたところ、「置き配を利用したことがある」と回答した人は29.6%。「利用を検討している」と回答した人は31.0%、「利用も検討もしていない」は38.1%だった。
日用品の「置き配」率が高い結果に
「置き配」を利用したことがある人に、「置き配」を利用したことがある商品ジャンルを聞いた。1位は「日用雑貨・消耗品」(53.7%)で、「書籍・DVD」(38.3%)、「ファッション」(29.0%)、「美容・コスメ」(26.5%)、「食品・食材」(25.9%)と続いた。
反対に、「置き配」を利用したくない商品ジャンルについて聞いたところ、「食品・食材」(55.1%)が最多となり、半数以上の人が「食品・食材」で「置き配」を利用したくないと回答した。2位以降は「出前」(47.6%)、「家電・カメラ・AV機器」(47.3%)、「医薬品・サプリメント」(38.7%)だった。
新型コロナウイルスで利用状況は変わったのか
「置き配」を利用したことがある人に、新型コロナウイルスの影響による「置き配」の利用状況の変化について聞いた。結果、「増えた」(29.0%)、「やや増えた」(32.1%)を合わせて61.1%の人が利用回数が増えたと回答した。
利用回数が増えた人を年代別にみると、10代(64.3%)、20代(77.1%)、30代(66.6%)、40代(43.4%)、50代(57.1%)、60代(40.9%)で、20代が最も多かった。
一方で、「減った」と回答した人は0.6%。「変化はない」と回答した人は35.8%だった。
調査実施概要
- 調査タイトル:Eコマース&アプリコマース月次定点調査 (2020年4月度)
- 調査方法:ジャストシステムのセルフ型ネットリサーチ「Fastask」
- 調査期間:2020年4月21日~4月26日
- 調査対象:「Fastask」のモニタのうち、男女17歳~69歳まで均等に割り付けて回収
- 有効回答:1,100人
調査結果についてもっと知りたい方は、ジャストシステムが公開した以下のページから調査レポートをダウンロードして下さい(バナーをクリックすると専用ページにジャンプします)。