相鉄グループがメタバースECに進出、XR技術活用の仮想空間上で店舗を開設
相鉄グループの相鉄ビルマネジメントと相鉄ステーションリテールは、メタバースECに参入する。新しい購買体験が目的。2022年11月25日から2023年1月31日、実証実験としてバーチャルショップを開設する。
XR(クロスリアリティ)技術を活用した仮想空間上のバーチャルショップ「SOTETSU GOODS STORE」を開設。専用アプリをダウンロードすることなく、スマートフォンやパソコンのブラウザ上から買い物できるようにする。XRは、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)など、現実世界と仮想世界を融合して、新しい体験を作り出す技術の総称。
外部のECサイトに移動せず、その場で購入が可能。商品の確認から購入、決済までがバーチャルショップ内で完結し、スムーズな購買体験ができる。
相鉄グループの相模鉄道が相鉄本線 二俣川駅構内に出店し、相鉄グッズを取り扱う「SOTETSU GOODS STORE」二俣川の店内レイアウトや運転台などを、仮想空間上でリアルに再現する。店内中央では、相模鉄道キャラクター「そうにゃん」が来店顧客を迎える。
ショップ内に配置した商品は、360度あらゆる角度から確認することが可能で、質感やサイズを自由に確かめることができる。
ARでの試し置きができるため、顧客の部屋などを背景に、商品のサイズ感や設置イメージをリアルに近い形で確認することができる。
取扱商品は、雑貨や相鉄線のプラレール、「そうにゃん」のぬいぐるみなど14点(予定)。決済手段は、クレジットカード、コンビニ決済。
この実証実験は、「相鉄アクセラレータープログラム2021」採択のスタートアップ企業「palan(パラン)」と共創して行う。パランは2017年ころから、WebAR技術を用いたサービスの制作・開発を手がけている。