日米仏のフードデリバリーサービス利用状況、月1回以上利用はアメリカが58.4%で最多、日本は23.5%
MMDLaboが運営するMMD研究所が発表した「日米仏3ヶ国比較:都市部消費者の食の意識・動向調査」によると、日米仏都市部在住の20代~40代でフードデリバリーサービスを月1回以上利用する人は、アメリカが58.4%で最も高かった。調査対象は、日本(東京)、アメリカ(ニューヨーク)、フランス(パリ)に住む20歳~49歳の男女。期間は2023年2月15日~2月20日。
日米仏都市部在住の20代~40代、フードデリバリーサービスを月1回以上利用はアメリカが最多
調査対象者にフードデリバリーの利用について聞いたところ、「利用したことがある」と回答したのは日本が66.3%、アメリカが84.5%、フランスが85.0%だった。月1回以上利用しているのはアメリカ(58.4%)で、フランス(54.2%)、日本(23.5%)が続いた。
フードデリバリーサービスの注文方法、「フード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト」が最多
「直近1年間にフードデリバリーサービスを利用した」と回答した人に、フードデリバリーサービスの注文方法について聞いたところ、3か国ともに「フード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト」が最多で、日本が65.0%、アメリカが80.3%、フランスが79.6%だった。
フード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト、3か国とも「Uber Eats」がランクイン
「直近1年間にフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイトを利用した」と回答した人に、利用したフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイトを聞いた。その結果、日本は「Uber Eats」(70.6%)が最多。次いで「出前館」(69.9%)「menu」(25.2%)だった。
アメリカは「DoorDash」(71.5%)が最も多く、次いで「Uber Eats」(69.2%)「GrubHub」(51.4%)だった。フランスは、「Uber Eats」(87.0%)が最多で、次いで「Deliveroo」(61.3%)「Just Eat」(30.0%)。
フードデリバリーサービスの利用シーン、日本は「料理をするのが面倒なとき」が最多
「直近1年間にフードデリバリーサービスを利用した」と回答した人に、サービスを利用したシーンを聞いたところ、日本は「料理をするのが面倒なとき」(55.0%)が最も多く、次いで「自分では作れない料理が食べたいとき」(33.6%)「割引などキャンペーンがあるとき」 (32.7%)だった。
アメリカは「仕事や家事などで料理する時間が取りづらいとき」(45.7%)が最多で、次いで「料理をするのが面倒なとき」(38.7%)、「自宅で外で食べる料理を食べたいとき」(38.4%)だった。
フランスの最多は「料理をするのが面倒なとき」(53.5%)。「仕事や家事などで料理する時間が取りづらいとき」(48.1%)「自宅で外で食べる料理を食べたいとき」と「自分では作れない料理が食べたいとき」(それぞれ37.1%)が続いた。
モバイルオーダー利用経験、日本は42.3%
モバイルオーダーの利用経験について聞いたところ、「利用したことがある」と回答した人は日本が42.3%、アメリカが79.1%、フランスが69.7%だった。
マクドナルドのモバイルオーダーでは、日本が38.4%、アメリカが62.8%、フランスが61.3%で、スターバックスのモバイルオーダーは日本が13.0%、アメリカが42.9%、フランスが20.9%だった。
調査実施概要
- 調査タイトル:「日米仏3ヶ国比較:都市部消費者の食の意識・動向調査 第2弾 ~フードデリバリー編~」
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2023年2月15日~2月20日
- 調査対象:日本(東京)、アメリカ(ニューヨーク)、フランス(パリ)に住む20歳~49歳の男女
- 有効回答::日本430人、アメリカ406人、フランス406人 ※人口構成比に合わせて回収
- 設問数:20問