藤田遥 2023/3/24 7:00

MMDLaboが運営するMMD研究所が発表した「日米仏3ヶ国比較:都市部消費者の食の意識・動向調査」によると、日米仏都市部在住の20代~40代でフードデリバリーサービスを月1回以上利用する人は、アメリカが58.4%で最も高かった。調査対象は、日本(東京)、アメリカ(ニューヨーク)、フランス(パリ)に住む20歳~49歳の男女。期間は2023年2月15日~2月20日。

日米仏都市部在住の20代~40代、フードデリバリーサービスを月1回以上利用はアメリカが最多

調査対象者にフードデリバリーの利用について聞いたところ、「利用したことがある」と回答したのは日本が66.3%、アメリカが84.5%、フランスが85.0%だった。月1回以上利用しているのはアメリカ(58.4%)で、フランス(54.2%)、日本(23.5%)が続いた。

MMD研究所 調査データ 日米仏3か国比較 都市部消費者の食の意識・動向調査 フードデリバリーサービスの利用頻度
フードデリバリーサービスの利用頻度(国別、出典:MMD研究所)

フードデリバリーサービスの注文方法、「フード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト」が最多

「直近1年間にフードデリバリーサービスを利用した」と回答した人に、フードデリバリーサービスの注文方法について聞いたところ、3か国ともに「フード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト」が最多で、日本が65.0%、アメリカが80.3%、フランスが79.6%だった。

MMD研究所 調査データ 日米仏3か国比較 都市部消費者の食の意識・動向調査 直近1年間でのフードデリバリーサービスの注文方法
直近1年間でのフードデリバリーサービスの注文方法(国別/複数回答可、出典:MMD研究所)

フード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト、3か国とも「Uber Eats」がランクイン

「直近1年間にフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイトを利用した」と回答した人に、利用したフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイトを聞いた。その結果、日本は「Uber Eats」(70.6%)が最多。次いで「出前館」(69.9%)「menu」(25.2%)だった。

アメリカは「DoorDash」(71.5%)が最も多く、次いで「Uber Eats」(69.2%)「GrubHub」(51.4%)だった。フランスは、「Uber Eats」(87.0%)が最多で、次いで「Deliveroo」(61.3%)「Just Eat」(30.0%)。

MMD研究所 調査データ 日米仏3か国比較 都市部消費者の食の意識・動向調査 直近1年間で利用したフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト(日本)
直近1年間で利用したフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト(日本)
(n=143/複数回答可、出典:MMD研究所)
MMD研究所 調査データ 日米仏3か国比較 都市部消費者の食の意識・動向調査 直近1年間で利用したフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト(アメリカ)
直近1年間で利用したフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト(アメリカ)
(n=253/複数回答可、出典:MMD研究所)
MMD研究所 調査データ 日米仏3か国比較 都市部消費者の食の意識・動向調査 直近1年間で利用したフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト(フランス)
直近1年間で利用したフード注文・配達プラットフォームのアプリ・サイト(フランス)
(n=253/複数回答可、出典:MMD研究所)

フードデリバリーサービスの利用シーン、日本は「料理をするのが面倒なとき」が最多

「直近1年間にフードデリバリーサービスを利用した」と回答した人に、サービスを利用したシーンを聞いたところ、日本は「料理をするのが面倒なとき」(55.0%)が最も多く、次いで「自分では作れない料理が食べたいとき」(33.6%)「割引などキャンペーンがあるとき」 (32.7%)だった。

アメリカは「仕事や家事などで料理する時間が取りづらいとき」(45.7%)が最多で、次いで「料理をするのが面倒なとき」(38.7%)、「自宅で外で食べる料理を食べたいとき」(38.4%)だった。

フランスの最多は「料理をするのが面倒なとき」(53.5%)。「仕事や家事などで料理する時間が取りづらいとき」(48.1%)「自宅で外で食べる料理を食べたいとき」と「自分では作れない料理が食べたいとき」(それぞれ37.1%)が続いた。

MMD研究所 調査データ 日米仏3か国比較 都市部消費者の食の意識・動向調査 直近1年間でフードデリバリーサービスを利用したシーン
直近1年間でフードデリバリーサービスを利用したシーン
(国別、上位5位抜粋/複数回答可、出典:MMD研究所)

モバイルオーダー利用経験、日本は42.3%

モバイルオーダーの利用経験について聞いたところ、「利用したことがある」と回答した人は日本が42.3%、アメリカが79.1%、フランスが69.7%だった。

マクドナルドのモバイルオーダーでは、日本が38.4%、アメリカが62.8%、フランスが61.3%で、スターバックスのモバイルオーダーは日本が13.0%、アメリカが42.9%、フランスが20.9%だった。

MMD研究所 調査データ 日米仏3か国比較 都市部消費者の食の意識・動向調査 マクドナルドやスターバックスが提供しているモバイルオーダーの利用経験
マクドナルドやスターバックスが提供しているモバイルオーダーの利用経験
(国別/複数回答可、出典:MMD研究所)
調査実施概要
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