日米仏の食材のネット注文・配達サービス利用状況、月1回以上利用はアメリカが58.4%で最多、日本は日本は25.1%。
MMDLaboが運営するMMD研究所が発表した「日米仏3ヶ国比較:都市部消費者の食の意識・動向調査」によると、食材のネット注文・配達サービスを月1回以上利用する割合は、日本が25.1%、アメリカが58.4%、フランスが52.5%だった。調査対象は、日本(東京)、アメリカ(ニューヨーク)、フランス(パリ)に住む20歳~49歳の男女。期間は2023年2月15日~2月20日。
食事作り「自分が中心に実施している」、日本は女性が72.8%、男性が39.6%
日常生活における食事作りに関しての立場を聞いところ、「自分が中心に実施している」と回答したのは日本男性が39.6%、日本女性が72.8%、アメリカ男性が45.8%、アメリカ女性が71.7%、フランス男性が55.4%、フランス女性が74.4%だった。
朝食を食べない割合が最も多いのは「日本」
朝食、昼食、夕食について最も割合が高い食事内容を聞いたところ、3か国とも、朝食、昼食、夕食いずれも「家庭内食」が最も多かった。
「食べない」と回答した割合が最も多いのは3か国とも「朝食」で、日本が20.0%、アメリカが10.1%、フランスが12.1%だった。
食材のネット注文・配達サービスを月1回以上利用、最多は「アメリカ」
食材のネット注文・配達サービスの利用を聞いたところ、「利用したことがある」と回答したのは日本が40.9%、アメリカが78.6%、フランスが77.1%だった。
月1回以上利用している割合は、アメリカが58.4%で最も高く、次いでフランスが52.5%、日本が25.1%だった。
食材のネット注文・配達サービス利用理由、日本は「重たい物を届けてくれる」が最多
「直近1年間に食材のネット注文・配達サービスを利用した」と回答した人に、食材のネット注文・配達サービスを利用する理由を聞いたところ、日本の最多は「重たいものを届けてくれるから」(39.2%)、次いで「買い物に行く時間を節約できるから」(33.5%)「実店舗に行くのが面倒だから」(31.8%)だった。
アメリカは「買い物に行く時間を節約できるから」(42.0%)が最も多く、「仕事や家事などで実店舗に行く時間が取りづらいから」(33.5%)「欲しいものが探しやすいから」(32.9%)が続いた。
フランスの最多は「買い物に行く時間を節約できるから」「実店舗に行くのが面倒だから」(それぞれ32.3%)。次いで「時間を気にせずに注文できるから」(28.8%)だった。
ミールキットのネット注文・配達サービスの月1回以上利用、日本は約10%
ミールキットのネット注文・配達サービスの利用について聞いたところ、「利用したことがある」と回答したのは、日本が24.4%、アメリカが67.7%、フランスが58.9%だった。
月1回以上利用している割合は、日本が10.2%、アメリカが44.8%、フランスが32.3%だった。
ミールキットのネット注文・配達サービス利用理由、最多は日本「時短」
「直近1年間にミールキットのネット注文・配達サービスを利用した」と回答した人に、ミールキットのネット注文・配達サービスを利用する理由を聞いたところ、日本の最多は「時短になるから」(32.4%)、次いで「手間をかけずに贅沢なメニューを作れるから」(31.4%)「献立を考える必要がないから」(30.5%)だった。
アメリカは「味がおいしいから」(36.4%)が最も多く、次いで「時短になるから」(35.3%)「新しい料理に挑戦できるから」「値段がお手頃だから」(それぞれ28.4%)だった。
フランスの最多は「値段がお手頃だから」(27.2%)、次いで「時短になるから」(26.8%)「新しい料理に挑戦できるから」(26.4%)で、ミールキットのネット注文・配達サービスを利用する理由のトップは、各国異なる結果になった。
調査実施概要
- 調査タイトル:「日米仏3ヶ国比較:都市部消費者の食の意識・動向調査 第1弾 ~食生活編~」
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2023年2月15日~2月20日
- 調査対象:日本(東京)、アメリカ(ニューヨーク)、フランス(パリ)に住む20歳~49歳の男女
- 有効回答::日本430人、アメリカ406人、フランス406人 ※人口構成比に合わせて回収
- 設問数:20問