SDGsに取り組む企業に「好感が持てる」約9割。好感度が高いテーマは「住み続けられるまちづくりを」【Z世代への調査】
学情がZ世代向けに実施した調査によると、SDGsに取り組む企業に「好感が持てる」または「どちらかと言えば好感が持てる」と回答した人は87.7%だった
就職活動の支援サイトなどを運営する学情が、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した「SDGsへの関心」についての調査結果によると、9割に迫る学生が「SDGsに取り組む企業は好感が持てる」または「どちらかと言えば好感が持てる」と回答した。また、半数以上の学生が、普段の生活のなかでもSDGsを意識していることがわかった。
SDGsの取り組みはZ世代からの好感を高める?
調査対象とした2025年卒の学生はZ世代にあたる。Z世代は脱プラスチックや食品ロス削減などサステナブル商品への関心が高く、この世代を意識した商品開発やコミュニケーションを展開し始めている企業も多い。
調査結果のポイント
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SDGsに取り組む企業に9割近くが「好感」
SDGsに取り組む企業に対して「好感が持てる」(50.1%)と回答した生徒は半数超となった。次いで「どちらかと言えば好感が持てる」(37.6%)が続いた。
取り組んでいると最も好感度が高いSDGsのテーマは「住み続けられるまちづくりを」
SDGsが掲げている17のテーマで、企業が取り組んでいると好感が持てるものは「住み続けられるまちづくりを」(43.4%)が最多。次いで、「ジェンダーの平等を実現しよう」(42.6%)「すべての人に健康と福祉を」(40.8%)となった。
学生から寄せられた声は次の通り(一例)。
- 「住む場所や健康が全ての基礎になると思う」
- 「環境問題や食糧問題など、すべての問題が住む場所や健康に関する課題につながっていると思う」
- 「ジェンダーの平等は、日本がより注力して取り組むべき課題だと感じている」
半数以上の学生が普段からSDGsを意識
普段の生活で、「SDGsについて意識することがある」と回答した学生は53.2%だった。学生からは次のような声が寄せられたという。
- 「環境に配慮した製品を購入するようにしている」
- 「フードロス削減の取り組みに参加している」
- 「規格外の野菜や賞味期限が近い商品を積極的に買っている」
- 「環境問題も、1人ひとりの取り組みの積み重ねだと思う。エコバックやマイボトルを持参する、食料品を買い過ぎないなど、自分にできることに取り組んでいる」
調査概要
- 調査期間:2023年5月15日~5月30日
- 調査機関:学情
- 調査対象:学情が運営する就職支援サイト「あさがくナビ2025」のサイト来訪者
- 有効回答数:551件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記。択一式回答の合計は100.0%にならない場合がある
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