スマートフォン経由のBtoC-EC市場規模は7.8兆円。スマホ比率は約56%【2022年の電子商取引調査】
経産省の「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」は、「スマートフォンを第1に想定したコンテンツやサービス作りが重要な時代になっていると言える」と指摘している
経済産業省が8月31日に発表した「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、物販系BtoC-EC市場におけるスマートフォン経由の市場規模が堅調に推移している。
2022年の物販系分野におけるBtoC-EC市場規模は13兆9997億円(前年比5.37%増)。そのうちスマホ経由は7兆8375億円(同12.9%)で、スマホ比率は55.98%に達した。
情報通信機器の保有状況(世帯)に関する統計データによると、2021年におけるスマホの世帯あたりの普及率は88.6%。パソコン保有率は下落傾向で、2021年は69.8%。「EC事業者をはじめ、インターネットビジネスを展開する事業者は、スマートフォンを第1に想定したコンテンツやサービス作りが重要な時代になっていると言える」(電子商取引に関する市場調査より)
報告書は、「ライフスタイルが多様化する中で事業者がBtoC事業を拡大するには、消費者とより強いリレーションを構築することが重要な要素の1つ」と指摘。スマホ経由の導線確立が重要とした。
これは広告です