家具業界の大手と人材事業の上場企業がタッグを組み、がEC領域に本格参入する。

大塚家具とリブセンスは業務提携し、4月23日に家具・インテリアを取り扱うECサイトを開設。サイト制作やマーケティング面をリブセンスが、商品供給などを大塚家具が担当する。これまで大塚家具は一部の商品に限定して通販・ECを展開していたが、今回の提携で本格的なEC展開に踏み切る。リブセンスはEC領域への進出で、2018年を最終年度とする中期経営計画に掲げた新規事業による収益基盤拡充につなげる。

大塚家具とリブセンスが共同運営するECサイトは「kagūno(カグーノ)」。リブセンスがサイトデザインや設計、ウェブマーケティング全般を担当。大塚家具が商品の供給、フルフィルメントを担う。

ECサイトでは、ソファ、テーブル、チェア、収納、ベッド、照明、カーテンなどなの商品を用意。北欧家具・和家具をはじめとした有名ブランドも取り扱う。商品の実物をIDC大塚家具店で確認することが可能。また最低価格保証を実施し、国内で同一商品が同一時期に同じ条件で安く販売されていた場合、カグーノではその価格に合わせて提供する。

大塚家具はこれまで、一部の商材に限定していて通販・ECを行っていたが、今回のリブセンスとの共同運営により、通販・ECでの取り扱いジャンルを拡大させる。家具ジャンルのECは、売上高数億円から数十億円の中小規模のECサイトが「楽天市場」などでひしめき合っており、大手カタログ通販会社も含めた競争が激化しそうだ。

リブセンスは2014年2月に2018年を最終年度とした中期経営計画を発表。その中で、「リブセンスが業界のNo.1となることができる事業」「10年スパンで売上500億円規模へ拡大できる事業」などの新たな事業領域への進出を掲げていた。

その過程で、両社のトップが面談する機会があり、リブセンスが目指す「多くのユーザーから指示される、No.1になるサービスを作りたい」という想いと、大塚家具の思惑が一致。今回のECサイトの共同運営に乗り出すことになった。

リブセンスでは、「ユーザーの皆さまから圧倒的な支持をいただける『家具・インテリア商品数No.1通販サイト』へ発展させるべく、サービス・機能の拡充によるユーザビリティの向上に取り組んでいく」としている。

大塚家具とリブセンスが共同運営する「kagūno(カグーノ)」

大塚家具とリブセンスが共同運営する「kagūno(カグーノ)」
担当編集者のコメント: 

もともと家具は通販・ECとの親和性があり、大手カタログ通販をはじめ、通販・EC需要が高い商材。モールを中心に、数億円から十数億円規模のEC企業も多数存在している。

イケアなど大手の家具販売企業があまり通販・ECに参入していない市場といえる家具・インテリア市場。大手でいえばニトリホールディングスが通販・ECを手掛けており、その売上高は100億円を突破しているという。

店舗との連動、最低価格保証など、資本力を活かしたマーケティングを行うという。大塚家具がリブセンスの共同事業で、家具・インテリアのEC市場もさらなる競争激化が予想される。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

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