2035年のアスクルはEBITDAの半分を新規事業が占める。M&Aや他社協業を進める将来ビジョンとは
アスクルは将来、既存事業であるリテールと新規事業のソリューションの2軸で成長を加速させる。ソリューションとしては「DX」「ウェルビーイング」「BPO」領域について取り組んでいく。
アスクルはこのほど公開した中長期ビジョンで、2035年にはEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の半分を新規事業が占める構想を明らかにした。M&Aや他社協業を積極的に活用し、事業拡大を進める。
2035年までのテーマは「Beyond Retail小売を超えて、働くを革新する」。アスクルは既存事業であるリテールと新規事業のソリューションの2軸で企業成長につなげていく。
ソリューションとして提供するのは「DX」「ウェルビーイング」「BPO」領域。既存事業であるリテールの「圧倒的な顧客基盤」「売り場から配達までのビッグデータ」「商品力・物流力・営業力」といったアセットを活用し推進していく。さらにAIエージェントによって全ての間接業務をAIでサポートしていくとした。
2026年5月期にCEO直轄組織を新設、PoC(概念実証)を積極推進していくという。2029年5月期までに最大1000億円を投資し、売上高200億円、営業利益20億円をめざす。
既存事業領域は新規事業領域とのシナジーによる顧客基盤の強化などで、リテール事業の再成長を図っていくとしている。
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