「節約を意識している」は9割以上、2019年の消費税10%控え「備えている」は15%

節約を実践していることの上位は「節電」「節水」「食費」「衣類」

渡部 和章

2018年2月26日 9:00

アサヒグループホールディングスが運営する情報サイト「青山ハッピー研究所」が実施した消費者の節約に関する意識調査によると、9割以上が「節約を意識している」と答えた。

「青山ハッピー研究所」のアンケートサイトで回答を募集し、20代以上の男女2432人から回答を得た。

現在、節約を意識して生活しているかを聞いたところ、「強く意識している」は32.5%、「まあまあ意識している」は59.2%。「強く」と「まあまあ」と合わせて91.7%が節約を意識している。

「あまり意識していない」は7.0%、「全く意識していない」は1.3%。

アサヒグループホールディンスグスによる消費意識調査

9割以上が「節約を意識している」と答えた

過去の調査と比較すると、「強く意識している」は2012年以降、30.5%、28.7%、32.7%、35.6%、35.0%、34.1%、32.5%と推移。最も高かった2015年からは3年連続で減少した。

逆に「全く意識していない」と回答した割合は、2012年以降、1.3%、0.8%、1.0%、1.2%、1.0%、0.6%、1.3%。

節約していることの1位は「節電」

節約を意識している人を対象に、現在実践していることを複数回答で聞いたところ、1位は「節電している」(71.7%)。

2位以下は「節水している」(53.7%)、「食費を抑えている(なるべく安いものを探す)」(52.4%)、「ファッション・衣類を買い控えている」(50.5%)、「外食費・飲み代を抑えている」(47.9%)、「旅行じ・レジャーを控えている」(47.9%)。

アサヒグループホールディンスグスによる消費意識調査[節約方法]

現在、節約していることについて

節約を意識している理由の上位は「老後の生活不安のため」(48.3%)、「長引く経済不況のため」(27.9%)、「無駄を排除した『シンプルな生活』を目指しているため」(25.3%)、「給与が減少したため」(18.6%)だった(複数回答)。

アサヒグループホールディンスグスによる消費意識調査[節約理由]

「節約」を意識しなければならない理由

2019年10月から食料品や新聞などを除き消費税率が10%に上がる予定であることを受け、15.7%が「来年に予定される消費税アップに備えて」を選んだ。

「青山ハッピー研究所」は、アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所が運営する情報発信型ウェブサイト。衣食住や美など、生活に密着したテーマで情報を発信している。

調査概要

  • 調査対象:全国の20歳以上の男女
  • 有効回答数:2432人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2018年2月7日~2月13日
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