「厳密なABテストをやろうとしても無理」2代目ジャパネット流・仮説検証の極意とは?【ネッ担まとめ】
いわゆるWebマーケティングをやっていると、精度にこだわってしまいますよね。しかし、ジャパネットたかたの高田旭人社長が意識していることは「即実行」。「80点を100点にするのに労力をかけるより、80点を3回やって2勝1敗の方がいい」と語ります。自社の強みと風土を考えた動きを。
「少品種多量販売」という戦略
ジャパネットが93%の商品をやめたワケ | プレジデントオンライン
http://president.jp/articles/-/25023
物販系よりもサービス系が伸びています
電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場規模が16.5兆円に成長。国内CtoC-EC市場も拡大~ | METI/経済産業省
http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001.html
まとめると、
- 平成29年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、16.5兆円(前年15.1兆円、前年比9.1%増)
- BtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は317.2兆円(前年291.0兆円、前年比9.0%増)
- フリマアプリ市場規模は4,835億円(前年3,052億円、前年比58.4%増)に急増。わずか5年で5,000億円弱の巨大市場に成長
依然として国内のEC市場も伸びており、越境ECも伸びています。図にあるように物販系と比較して、サービス系分野(旅行、飲食、理美容など)は伸び率が高く、配送を伴わないこれらの分野はまだまだ伸びしろがありそうですね。
サイズに悩まなくなる未来に期待
なぜゾゾスーツは変更になったのか?スタートトゥデイ前澤代表が説明 | Fashionsnap.com
https://www.fashionsnap.com/article/2018-04-27/zozosuit-new/
ゾゾ前澤社長が「採寸スーツ」刷新に込めた夢 | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/218829
ZOZOSUITが普及した後の店頭の役割 -- サイズの悩みが解決された世界で私たちは何を思う? | 商業界オンライン
http://shogyokai.jp/articles/-/669
ZOZOSUITに思うこと | COMEMO
https://comemo.io/entries/7255
まとめると、
- 旧ゾゾスーツ(真っ黒)はセンサー方式で大量生産に向いておらず、白いドットマーカーを撮影する方式に変更した。新スーツ(水玉)は製作費が1着あたり1,000円と量産向き。この変更により、2018年3月期決算で14億円の減損損失と2億6300万円のたな卸資産評価損を計上した
- 「サイズが合う」ことと「気に入る」「似合う」ことは別なので、サイズが合えば買うとはかぎらない
- ファッション業界はアナログな業界だが、新しいテクノロジーを恐れてはいけない
国によって異なっていた洋服の単位が統一され、たくさんの人がサイズの悩みから解消されることは、消費者個人だけでなく販売員や企業にとっても喜ばしいことのはずです。不満が一つ解消される可能性が生まれたのですから。「よく分からないけど何か怖い」と恐れて最新状況に蓋をするのではなく、知識を仕入れてワクワクする側にぜひ立ってほしいと思います。
新スーツと旧スーツの違いに驚いた人も多いですよね。未来的なものからレモンスカッシュに変わってしまったんですから(笑)。しかし、引用文中に書かれている通り、全世界共通のサイズ問題が解消されるとなれば、そのあたりには目をつぶって新しい技術に期待したほうが良さそうです。普及した時にどのような未来が訪れるのか? 今のうちから考えておきましょう。
EC全般
ネットショップの価格競争対策!「値下げせずに売る」ために「絶対必要」な考え方とは ? | ECコンサル坂本のブログ「ECバカ一代」
https://www.commerce-design.net/blog/archives/3188
ネットスーパーで収益を上げる秘訣 -- 単に「タッチポイントを増やす」で始めると大変なことに | 商業界オンライン
http://shogyokai.jp/articles/-/660
値下げをすれば売れそうな気もしますが、実はそんなこともなく、自分たちの首を絞めるだけのことですよね。
ポイント付与で「物流コスト減」「遅延防止」を実現したLOHACOの新たな試みとは | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5357
アマゾン「当日配達ドライバー」の過酷な実態 | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/217681
宅配大手のバイパスへ、運送業者が「ラストワンマイル組合」設立 | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/51215
「ロボネコヤマト」第2フェーズへ、"ドライバーがいない"宅急便の実証実験 | IoTニュース
https://iotnews.jp/archives/92745
配送関連をまとめて。負担だった配送でポイントが付くのは嬉しいですし、ロボットもどんどん進化しています。
【超初心者向け】Web集客の基礎から応用までガッツリまとめました。 | manablog
https://manablog.org/web-marketing-knowledge/
まとまっているのはとってもありがたいですが、こんなにあるのかとウンザリする人もいるのでは。
注目ではなく「対話」の時代へ。 マーケター必見、主要SNSのアルゴリズムまとめ | Social Media Lab
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-57288/
気の利いた面白いことを言わなくても、このあたりを知っていれば効果が出るかも。
今週の名言
「山田工業所の鍋をトラックいっぱい使ってるんだ」という会社がこの間来て「悪いけど安くしてくれ」と言うから、じゃあヨソの鍋使ってくださいと。ウチは値段をまけることはできない。一生懸命作って1日にできる枚数は同じ。オートメーションでどんどんできるのと違って、残業やらせて多く作ると1枚のコストが高くなっちゃう。そういうものを、まけてくれということ自体が、私はもうダメなんですね。
横浜中華街のプロに選ばれる中華鍋の専門メーカー「山田工業所」さんから教わったこと | メシ通
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/noriki-washiya/18-00040
たくさん買ってくれるからといって値下げをしないといけない理由なんてないですよね。自分たちの価値と信念を曲げなければ信頼が生まれるはず。
筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法
森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税
この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!
まとめると、
「自分の意見が通らない」と思っている人は、Bさんのパターンが多いのでは? 考えたつもりでもその内容が甘ければ通りません。いい失敗をするためにも仮説を考えて検証するサイクルを素早く回しましょう。