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GoogleショッピングとGoogle商品リスト広告(PLA)は今、リスティング広告やSEO対策に頼りがちな従来型の集客施策から脱却を図る上で、要チェックの広告メニューです。これらの広告掲載に必要なのが、グーグルが提供する商品データ管理ツール「Google Merchant Center(Google マーチャントセンター)」ですが、仕様変更が頻繁に発生し、9月30日までに対応しなければならない変更点があります。仕様変更にきちんと対応しなければ、Google商品リスト広告に商品情報がうまく掲載されなかったり、機会損失が発生してしまう恐れがあります。貴社の商品リスト広告が不掲載にならないために必要な対策を解説します。

データ品質の向上を求め続けるため Google マーチャントセンターは仕様変更することに

「Google マーチャントセンター」は幾度も仕様を変更しています。EC担当者が「Google マーチャントセンター」の動向を要チェックしておくポイントは以下2つです。

このことを踏まえ、「Google マーチャントセンター」について説明します。このサービスは、Googleが提供する各種広告サービスを利用する際に必須となる、商品データをアップロードするために必要なツールです。

GoogleショッピングとGoogle商品リスト広告(PLA)の運用に困らない「Google マーチャントセンター」の仕様変更対策

「Google マーチャントセンター」のイメージ
GoogleショッピングとGoogle商品リスト広告(PLA)の運用に困らない「Google マーチャントセンター」の仕様変更対策「Google マーチャントセンター」の管理画面

「Google マーチャントセンター」に商品データを登録すると、GoogleショッピングやGoogle商品リスト広告、Google動的リマーケティング広告など、Googleが提供する各種広告メニューに商品情報を掲載することができます。

ここで1つ、押さえておきたい注意点があります。Google マーチャントセンターで求められる商品データのフォーマットは非常に複雑で、その仕様も度々変更されます。その理由はGoogleはECサイト運営事業者に対して「データ品質向上」を求めているからです。その背景を消費者とECサイト事業者の現状から整理していきます。

現在、私たちがアクセスできる端末はPCに、スマートフォンやタブレット端末が加わったことで、いつでもどこでもさまざまな情報を得たり商品を購入することができるようになりました。この環境変化に伴い、消費者とECサイト事業者それぞれに以下のような状況が発生しています。

  • 消費者 → マルチスクリーンによる常時接続ができる状態に
  • ECサイト事業者 → 商品在庫の整理、販売計画、価格設定の効率化が必要に

仕様変更は消費者がより快適なショッピングを行うための環境を作ることが目的です。ECサイト事業者が対応しなければならない「Google マーチャントセンター」の仕様変更も、こうした状況に対応するため、商品データの品質を向上する必要があるのです。

9月30日までに対応しなければならない必須項目、商品フィードの仕様変更のポイント

2014年9月現在、GoogleはGoogle マーチャントセンター商品フィードに関して5項目の更新報告を発表しています。具体的な項目は以下のとおりです。

  1. モバイル向けリンク先ページの追加
  2. 在庫状況の値廃止と属性追加
  3. 文字数制限の追加
  4. 販売者が定める一括販売の追加
  5. ファッション関連商品の値・属性の追加

上記変更項目の中でも、2.に関する「在庫状況の値廃止と属性追加」と3.に関する「文字数制限の追加」2014年9月30日までに対応必須です。この機会にぜひチェックしておきましょう。各項目の具体的な変更内容は、後で詳細に説明します(※4.と5.については、取り扱い商材に応じて推奨される内容です)。

要件に準拠していない商品データはどうなるの?

もしGoogleが提示した要件に対応していなかった場合、Googleマーチャントセンター管理画面で、「●●の値が無効です」、「●●が長すぎます」のようなエラーや警告が報告されます。

期日までに対応していないと広告が不承認となり、Googleショッピングに広告が掲載されなくなってしまうので、必ずチェックし対応を完了させておきましょう。

商品フィードの仕様変更内容

ここからは、現在発表されているGoogleマーチャントセンター商品フィードの仕様変更内容を、図解と共に具体的に紹介します。

1.モバイル向けリンク先ページの追加

現在の項目に新しくモバイルリンク[mobile link]属性が追加されます。

GoogleショッピングとGoogle商品リスト広告(PLA)の運用に困らない「Google マーチャントセンター」の仕様変更対策

2. 在庫状況の値廃止と属性追加

現在は在庫状況[availability]属性には、「取り寄せ [available_for_order]」の値がありますが、今回の変更後はこれが廃止(集約)され、取り寄せの商品に関しても「在庫あり[in_stock]」の値を入れることになります。

GoogleショッピングとGoogle商品リスト広告(PLA)の運用に困らない「Google マーチャントセンター」の仕様変更対策

 

3. 文字数制限の追加

ほとんどの属性に文字数制限が設けられました。各属性の文字数制限はGoogle マーチャントセンターの商品フィード仕様内に明記されていますが、具体的な制限内容は下の表にまとめました。

GoogleショッピングとGoogle商品リスト広告(PLA)の運用に困らない「Google マーチャントセンター」の仕様変更対策

4. 販売者が定める一括販売の追加

カメラ、レンズ、ケースなど、これまで個別で販売していた商品を、メイン商品のカメラとその付属品としてのレンズ、ケースを1つのグループとし、一括販売商品として販売することができます。

GoogleショッピングとGoogle商品リスト広告(PLA)の運用に困らない「Google マーチャントセンター」の仕様変更対策

その時の注意点があります。

  • メイン商品とは、一括販売商品グループの中心となる商品。それ以外はメイン商品のアクセサリーや付属品でなければならない。
  • 固有商品IDは、メイン商品を基にした値を指定する。
  • メイン商品がはっきりしている場合のみ使用できる。
  • 販売者が独自にグループ化した一括販売商品である(製造者によって固有商品IDを定めている商品グループは対象外)。

販売者が定める一括販売商品の追加([is_bundle]属性)については、Googleが公開している「商品フィード仕様」にも詳細や注意点が記載されているので、参考にしてください(Google Merchant Center 商品フィード仕様 ※取り扱い商材に応じて推奨される内容です)。

5. ファッション関連商品の値・属性の追加
  • 変更点1: 「年齢層」に関する新しい値の追加
    年齢層属性の値[age_group]には、これまでは「子供」と「大人」の2つの値しかありませんでしたが、新たに「新生児」、「ベビー」、「キッズ」の3つが追加されます。

GoogleショッピングとGoogle商品リスト広告(PLA)の運用に困らない「Google マーチャントセンター」の仕様変更対策

  • 変更点2: 「サイズ」に関する新しい属性の追加
    「サイズタイプ [size_type] 属性」と「サイズ表記 [size_system] 属性」が新たに追加されます。各属性に必要な値は下表にように振られます。

GoogleショッピングとGoogle商品リスト広告(PLA)の運用に困らない「Google マーチャントセンター」の仕様変更対策

※ファッション関連商品に推奨される内容です。

2014年は激動の年、Google マーチャントセンター仕様変更の動向をまとめました

Google マーチャントセンターに関する仕様変更の報告は、2014年の2月、3月、6月と立て続けに行われています。それぞれの変更内容と影響に関しては、下表でまとめていますが、こうして見ると改めて仕様変更回数の多さが分かります。

GoogleショッピングとGoogle商品リスト広告(PLA)の運用に困らない「Google マーチャントセンター」の仕様変更対策

仕様変更の動向チェックやエラー・警告の対応が遅れて、広告の不承認やアカウント停止が発生する前に、今一度確認してみてください

日々、Googleはユーザー体験の向上とEC事業者の広告効果最大化を実現するためにプロダクトのアップデートを行っています。その中心的な役割を果たすのが「Google マーチャントセンター」です。

「Google マーチャントセンター」は頻繁に仕様変更があり、多くのEC担当者が頭を悩ませているツールです。次回は2014年9月以降、対応が必須となる「ショッピングキャンペーン」に関して説明していきます。

従来型の商品リスト広告キャンペーンが2014年8月下旬でサポート終了になり、「ショッピングキャンペーン」への移行が必要となるため、押さえておきたいポイントを解説しますのでお楽しみに。

【著者からのお知らせ: データフィード広告がわかる広告専門イベント「FeedTech2015 データフィード元年」の開催】

フィードフォースは10月1日、国内最大級のデータフィード広告専門イベント「FeedTech2015 データフィード元年」を開催します。

データフィードに関わるプラットフォーマー、広告主、広告代理店などを対象にした、日本最大級のイベント。パネルディスカッションを含む、計6テーマのセッションで、データフィード広告の現在と未来を語ります

  • イベント名:FeedTech 2015“データフィード元年”
  • 開催日時:2015年10月1日(木)13:30~18:10(13:00開場)
  • 会場:ベルサール六本木 B1 HALL(東京都港区六本木7-18-18)
  • 入場料:無料
  • 定員:400名(事前申込制、先着順)
  • 事前申込URL:https://feedtech.net(特設サイトにジャンプします)
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川田 智明

株式会社フィードフォース

川田 智明(かわだ・ともあき)

株式会社フィードフォース セールス第2チーム マネージャー

2012年、株式会社フィードフォース入社。「オウンドメディアのソーシャル化サービス」の市場調査~セールスを行った後、新規事業として商品データ最適化サービス「DF PLUS」を立ち上げる。現在は、外部企業との事業提携から広告主の集客最大化の提案まで幅広く担当。

 

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