ヤマト運輸、24時間365日稼働のセルフ型店舗「クロネコスタンド」をスタート
ヤマト運輸は5月30日、宅配荷物の受け取りや発送を顧客自身が行うセルフ型店舗「クロネコスタンド」を東京都江東区にオープンした。店舗は24時間365日利用できる。
宅配ロッカー「PUDO」に収まらないゴルフバッグやスーツケースといった大きな荷物など、「PUDO」では扱えなかった荷物を受け取れるほか、「メルカリ」や「ヤフオク!」の荷物を発送することも可能。
「宅急便」の発送など、店舗スタッフによる対応が必要なサービスの対応時間は午前10時から午後6時まで。
「クロネコスタンド」の特徴
ヤマト運輸の会員制度「クロネコメンバーズ」の会員は、「お届け予定eメール」や「ご不在連絡eメール」から「クロネコスタンド」での受け取りを指定できる。
「クロネコスタンド」には大きな荷物を収納できる「ラージサイズ対応オリジナルロッカー」が設置されており、大きな荷物を収納できるほか、同一の配送先に複数の荷物があった場合には1つのロッカーでまとめて受け取ることも可能だ。
荷物の受け取り場所として「ラージサイズ対応オリジナルロッカー」を指定すると、顧客のクロネコIDごとに荷物をまとめて収納するという。
荷物の梱包資材や空き箱を回収する専用ボックスが設置されているため、その場で開梱して荷物の中身だけを持ち帰ることもできる。
「クロネコスタンド」の利用方法
- 荷物の受け取り場所として「クロネコスタンド」を選択
- 「クロネコスタンド」の読み取り端末に「クロネコメンバーズカード」もしくは「モバイルメンバーズカード」の二次元コードをかざす
- 荷物が収納されているロッカーの前に進み、読み取り端末に「クロネコメンバーズカード」もしくは「モバイルメンバーズカード」の二次元コードをかざすとロッカーが開く
- 荷物を受け取った後、その場で開梱し空き箱を梱包資材回収BOXへ捨てることもできる
ヤマト運輸は今後、「クロネコスタンド」の利用者の意見や要望に応じて、オリジナルロッカーでクール宅急便の受け取りに対応するなど、サービスや機能を拡張していくとしている。
「PUDO」の設置台数は4000台突破
ヤマト運輸は集配効率の向上に取り組んでおり、2019年3月末の「自宅外での受け取り比率」は1年前より1.7ポイント高い6.6%に上昇した。
宅配ロッカー「PUDOステーション」の設置台数は1年で約1.5倍の3913台に増えた。「クロネコメンバーズ会員」の人数も前年比約1.3倍の2800万人に増えている。
ヤマト運輸によると、宅配ロッカー「PUDOステーション」の設置台数は2019年5月末時点で4000台を超えたという。