日本郵便が「ゆうパック」の基本運賃を平均約10%値上げ
「ゆうパック」運賃の改定率などが公表されたことで、日本郵便は法人向け単価の値上げ交渉に入ると見られる
日本郵便は「ゆうパック」の運賃を10月1日から改定する。基本運賃の平均改定率は約10%の値上げ。
![日本郵便のゆうパック 関東⇔近畿の新運賃](http://netshop.impress.co.jp/sites/all/modules/bancho/bancho_lazyload_img/assets/blank.gif)
▼「ゆうパック」の運賃改定概要
- ゆうパック(基本運賃)……平均改定率は約10% (サイズや配送先によって改定率は異なる)
- 重量ゆうパック……ゆうパックの改定後の基本運賃に560円を加算した額。
- ゴルフゆうパック……ゆうパックの改定後の基本運賃と同額(120サイズ超は、ゆうパックの140サイズの運賃と同額)
- スキーゆうパック……ゆうパックの改定後の基本運賃と同額(140サイズ超は、ゆうパックの160サイズの運賃と同額)
- 空港ゆうパック……ゆうパックの改定後の基本運賃に800円を加算した額(140サイズ超は、ゆうパックの160のサイズの運賃に800円を加算した額)
- 観光ゆうパック……1個当たり1680円
▼新運賃表について(PDFが開きます)
今回の「ゆうパック」運賃の改定率などが公表されたことで、日本郵便は法人向け単価の値上げ交渉に入ると見られる。
日本郵政は2023年3月期決算テレフォンカンファレンスにおけるQ&Aで、法人向け単価は、基本運賃を定めた後、取引先企業と個別に「交渉するものと考えている」と説明していた。
改定の理由は、燃料価格、物価、人件費などのコスト上昇。将来にわたって安定的に高品質の物流サービスを展開するため、ゆうパック運賃の改定を実施することを決めた。
配送キャリアを巡っては、ヤマト運輸は4月3日から、宅急便、宅急便コンパクト、EAZY、国際宅急便の運賃値上げを実施。佐川急便は4月1日、「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃を引き上げている。
これは広告です