リユースで購入したブランドの新品購入機会増加は約4割。買い物は「長持ちする商品を購入する」が8割【リユースに関する調査】
メルカリが運営する「リコマース総合研究所」が実施した「お買い物に関する調査」によると、約4割のユーザーがリユースで購入したブランドの新品購入機会が増加していることがわかった。調査対象は全国の15~69歳の男女3097人、期間は2023年5月8日~5月9日。
85.5%が「長持ちする商品を購入する」
調査対象者に消費に関する価値観について聞いたところ、85.5%が「長持ちする商品を購入する」と答えた。「シーズンごとに新商品を購入する」と回答した人は24.3%だった。
10代は「ストーリー性」「環境への配慮」を重視
年代別に見ると、10代は「ストーリー性がある商品を購入する」(32.7%)「社会課題や環境に配慮した商品を購入する」(39.4%)と回答した割合が他の世代より高い。ブランドの思いや企業姿勢などが消費行動に影響していると言える。
約4割がリユースで購入したブランドの新品購入機会増加
リユース品の購入を通じた経験について聞いたところ、「欲しい物を探すときに、リユース品から探すようになった」は26.7%で、2022年より8.8ポイント増加。「これまで知らなかったブランド・メーカーを知った」は20.3%で同4.0ポイント増、「リユース品で買ったブランド・メーカーを好きになった」は15.9%で同3.5ポイント増だった。
10代は「リユース品で買ったブランド・メーカーを好きになった」割合が他世代より多い
リユース品の購入を通じて「これまで知らなかったブランド・メーカーを知った」「リユース品で買ったブランド・メーカーを好きになった」と回答した割合をそれぞれ年代別に見ると、10代は各項目で他の世代より高い。
85.6%がリユース品購入で好きになったブランドの新品購入後、ブランド・メーカーへの好感度が向上
「リユース品を買って好きになったブランド・メーカーの新品を買ったことがある」人のうち85.6%は、新品購入後そのブランドを「とても好きになった」「好きになった」と回答した。リユース品を通じて、ブランド・メーカーへの好意度が上がることがわかった。
「リユース品を買って好きになったブランド・メーカーの新品を買ったことがある」人のうち43.1%が「新品の購入が増えた」と回答し、それ以降の新品購入が増えている。
「新品の購入が増えた」と回答した人のうち20~40代の約3人に1人が「新品の購入が増えて、中古品の購入が減った」と回答。リユース品を通じたブランド体験が、そのブランドの新品購入の促進につながっていることを示唆する結果になった。
調査実施概要
- 調査タイトル:お買い物に関する調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2023年5月8日~5月9日
- 調査対象:全国、15~69歳、男女3097人