ヤマト運輸、「ネコポス」を継続提供。東京都での「クロネコゆうパケット」販売は2月にスタート

「ネコポス」の継続提供、「クロネコゆうパケット」は未販売エリアである東京都にも対象エリアを広げる。「クロネコゆうパケット」の翌日配達は見送るとした。

瀧川 正実

1月22日 7:30

ヤマト運輸は1月21日、小さな荷物を宅急便レベルの翌日配達で届け先ポストに投函する「ネコポス」の継続提供、「クロネコゆうパケット」の全国販売を2月に始めると発表した。

ヤマトグループと日本郵政グループの協業で、「ネコポス」は輸送・配達業務を日本郵便に委託することで合意。2023年10月1日から発売した新サービス「クロネコゆうパケット」への切り替えを順次、進めてきた。

ヤマト運輸は「クロネコゆうパケット」への切り替えを順次進めてきたものの、配達委託を進めるなかで、従前よりも消費者へ荷物を届ける日数が伸びてしまう事態が発生していると説明。2024年12月、日本郵便株に対して「ネコポス」から「クロネコゆうパケット」への切り替えに伴う配達委託スケジュールの見直しを申し入れていた。一方の日本郵便は2025年2月から全地域での「クロネコゆうパケット」展開をめざして最大限の準備を進めてきたと反論している。

こうした状況下、ヤマト運輸は「ネコポス」の提供を継続すると公表。一方、2024年11月に発表していた2月からの「クロネコゆうパケット」翌日配達は見送るとしている。

その「クロネコゆうパケット」について、未販売エリアである東京都での「クロネコゆうパケット」販売は従来発表通り2月1日からスタートする。「クロネコゆうパケット」未販売エリアである東京都にも対象エリアを広げることで、全国で「クロネコゆうパケット」が利用できるようになる。

「クロネコゆうパケット」は、書籍・衣類・CDなどの小さな荷物をヤマト運輸が預かり、日本郵便の配送網を活用して郵便受けに届けるサービス。利用には、ヤマト運輸との法人(掛売り)契約が必要となる。

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