石田 麻琴[執筆] 2024/12/24 8:00

つい先日、SNS業界に新しい刺客「mixi2」がやってきました。「X(旧Twitter)」「Facebook」「Instagram」「TikTok」に続く主流の1つになりえるのか。ECビジネスに活用できるような流れが生まれるのか。今回はXの移住先? 後釜? とも言われる2つのSNSをピックアップしました。

早くも「mixi世代」で盛り上がる「mixi2」

「mixi2」は、X移住先の本命か? mixi古参ユーザーもどっぷりハマった、久しぶりの「平和なSNS」 | ITmedia NEWS
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運営側も、mixiになつかしさを感じ、「あの心地良いSNSをもう一度」と思う世代をターゲットにしている。「mixi2」というそのまんまな名前を付けたことや、平成っぽいアイコンデザインなどから、そう感じる。

「足あと」は自動ではつかないが、リアクションアイコン長押しでつけられる

荒れきったXからの“移住先”を探していたmixi世代をmixi2が直撃し、想定を超える初速をたたき出した。だがこの勢いが続くかは、まだ分からない。

まずは、つい先週公開されたばかりの「mixi2」。「mixi」といえば2005年ごろから大流行したSNSで、世代によっては「『mixi』からSNSをスタートさせた」という人も多いと思います。

「Pinterest(ピンタレスト)」や「Clubhouse(クラブハウス)」など、「大流行→下火」の流れに入ってしまうことも多いですが、マーケターとして現段階では乗っかっておくのが良いでしょう。

「インターネット老人会」を自ら名乗るのであれば、その位置づけも明快でユーザーの滞留が期待できるかもしれません。

“Xの後釜”ではない! 進化著しい「Threads」を理解・活用している企業を紹介。現状がわかるクイズもあり! | Web担当者Forum
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もしみなさんの企業がInstagramアカウントを運用しているのであれば、Threadsアカウント単独での運用を考えるのでなく、「Instagram+Threads」の組み合わせでどう運用するかを考えるのもよいかもしれません。

2025年もSNS業界には多くのニュースが流れることでしょう。X社やMeta社に大きな変化が訪れるかもしれませんし、「Threads広告スタート」がニュースの1つになるかもしれません。

もう1つは「Threads(スレッズ)」。「『X』が完全課金になる」という噂と重なるように公開されたため、「『X』の乗り換え先」としての印象が強いSNSです。

月間アクティブユーザー数が約2億7500万人に達したとのことですが、やはりSNSはユーザーの盛り上がりが重要。その点ではまだ弱い。

ただ、「学生の遊び」かと思われていた「TikTok」も主流の1つになりつつありますし、メガヒットコンテンツで状況が一変するのもネットの面白いところ。ひとまず情報は定期的に仕入れておきましょう。

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リアルの経済圏のカギを握るのは鉄道会社ですよね。まずはIDの統合がスタートというところでしょう。

日本のBtoB-ECはさらに拡大できる余地がある? 流通構造の基本+米国を上回る日本の卸/小売比率に見る「企業間取引の最適化」の期待 | ネットショップ担当者フォーラム
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BtoB企業のEC活用は、目先的には「コストダウン」、そして次に「新規取引先の獲得」ですね。特にコストダウンは取引社数・件数が大きければ即インパクト大です。

LINEヤフー「フルリモート廃止」は当然といえる訳 | 東洋経済ONLINE
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まあ、会って話したり、ホワイトボードに書き込んで考えたりした方が意思疎通も早いし、理解も深いんですよね。

「サブスクリプション大賞」受賞サイトに学ぶ、ユーザーに支持される+時代のニーズを捉えたサービスの特徴とは? | ネットショップ担当者フォーラム
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いろいろなサブスクがあるんですね。私も英会話のアプリを使っていますが、中学生時代に出合いたかったです。今の学生は良いですねぇ。

楽天グループが2025年の経済圏トレンドにあげた「寄せ活」とは? | ネットショップ担当者フォーラム Japan
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確かにポイントの種類が多すぎて、お店の店員さんは大変そう。ただ、この記事自体は他の意味を含んでいる気も……(はっきりは書かない)

「EC=売上」だけじゃない!ECに取り組む本当の価値。1【no.2184】 | ECマーケティング人財育成
https://www.ecmj.co.jp/no2184/

いきなり会社は変えられないけれど、ECを起点にして少しずつ仕組みを整えることはできますよね。

今週の名言

EC事業が伸びない理由は「コンセプト」がないから:「本気でECに取り組む研究会」第1回研究会【参加レポート】 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/59039

中島さんが考える「本気のEC」とは、次の3つを徹底することです。

1.ちゃんと考える
ECの目的や方向性を深く考え、どのような体験を顧客に提供するのかを明確にする。

2.ちゃんと決める
自社が提供する価値やポジショニングを明確化し、全社的に合意を形成する。

3.決めたことを徹底する
定めた方向性に基づいて一貫した施策を実行する。

多くの企業において、EC事業を成長・成功させるための課題になっているのは、商品力やノウハウの欠如というより「取り組み方」ではないかと思っています。

特に既存事業を運営している企業がECに取り組む場合、EC事業の「期待や位置づけ」が社内で曖昧になるケースも多く、たとえ売れる商品でもEC事業自体がくすぶってしまいます。

まずは「当たり前のことを当たり前にやる」ことからですね。

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

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