Z世代に続く「α世代」の購買行動とは? 小~中学生が利用するSNSの1位はYouTubeで2位はLINE。ほしい商品は「ネット検索」が最多
On'yomiが実施した「α世代」(2010~2024年ごろに出生。本調査は小学校1年生~中学校3年生を対象)の購買・消費傾向に関する調査によると、半数以上が自分のスマホ・タブレットを使用していることがわかった。
商品を欲しいと思うきっかけは「友達からのおすすめ」に次いで「CMや広告」が多く、3番目に「ネット検索で調べた情報」が多い。欲しいと思った商品の調べ方は「ネット検索する」が最多となった。
調査対象は小学校1年生~中学校3年生までの子どもを持つ親(子供と一緒に回答できる親)600人。調査期間は2025年1月22日〜23日。
α世代のスマホ・タブレット使用状況
最も多かったのは「自分のものを持っている」で52%、続いて「学校で配布されたもの」が27%、「親のものを借りている」が16%だった。
また、年齢が上がるにつれて、自分でデバイスを持つ割合が増加する傾向がある。小学1~2年生では自分のものを所有している割合が36.7%だったが、小学5~6年生では56.7%、中学生では75.3%だったという。

利用しているSNS
1位は「YouTube」で277人、2位は「LINE」で271人、3位は「TikTok」で125人、4位は「Instagram」で122人、5位は「X」(旧Twitter)。On'yomiによると、「YouTube」はエンタメや学習目的で幅広く活用され、「TikTok」はトレンドのチェックと動画投稿の場として人気が高いという。

商品を欲しいと思うきっかけ
1位は「友達からのおすすめ」で279人、2位は「CMや広告」で189人、3位は「ネット検索で調べた情報(自発的な情報収集)」で160人だった。On'yomiによると、α世代は年齢が上がるにつれて、自発的に情報を集める傾向が強まり、購買の意思決定プロセスに変化が生じるという。小学生低学年ではテレビCMや番組の影響が大きいが、高学年になるにつれて、情報源が友人のお薦めやSNSの口コミへとシフトしていくと解説している。

商品の検索方法
1位は「ネット検索する」で221人、2位は「店舗に行って実物を確認する」で208人、3位は「友達に情報を聞く」で190人、4位は「家族に情報を聞く」で188人、その後は「YouTubeなどの動画サイトで調べる」の181人が続いた。

調査概要
- 調査方法:Webアンケート方式
- 調査対象:小学校1年生~中学校3年生までの子供を持つ親(子供と一緒に回答できる方)600人
- 調査期間:2025年1月22日~23日
- 調査主体:On'yomiが運営するマーケティング組織「α世代ラボ」
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