ネット通販の買い物行動を調査する「消費行動研究室」
  2016/7/12 17:30  【速報】「Amazonプライムデー」は使いやすい? 使いにくい? 利用者に早速聞いてみた
「Amazonプライムデー」の利用者にアンケート調査を実施、年代別に「商品の探しやすさ」について聞いてみました

セール真っただ中の「Amazon Prime Day」について、買い物をした消費者はどのように感じたのでしょうか? 「商品の探しやすさ」をテーマに年代別に消費者調査を実施してみました。消費者が「Amazon Prime Day」をどのように評価しているのかを把握し、自社ECサイト運営のヒントを見つけてください。
検索性・レイアウト・商品数などに高評価
「Amazon Prime Day」利用者の評価は、全般的に高い傾向にあるようです(7月12日14時現在)。117サンプルを集めましたが、継続的に調査を実施していますので、改めて全体の評価をお知らせします。
利用者には「よい」「どちらかというとよい」「悪い」「どちらかというと悪い」でアンケート調査を実施しました。

「Amazonプライムデー」を利用した消費者の評価(サンプルは117件※7月12日14時現在)
20代の主な評価
「よい」「どちらかというとよい」をつけた理由
- ジャンル分けされており探したいモノを絞って見ることができる。さらに細かく条件付けできるので探しやすい。
 - 目玉商品を中央で大きめに配置し、わかりやすく使いやすい。
 - 1商品あたりのレイアウトが大きいため閲覧しやすい。
 - 暑い季節なので敷パッドが欲しいなと思っていたのでタイミングが良かった。
 - さまざまな種類のセールが行われていることが一目でわかる。
 - 商品数が多いので見ていてすごく楽しい。発見は必ずあるが、選択肢があまりに多いのは時間がかかってしまう。
 - 探したいモノがカテゴリとキーワードですぐに見つけられる。
 - かなりすっきりしていて見やすい。割引率も見やすくてお買い得感がある。
 
「悪い」「どちらかというと悪い」をつけた理由(※「悪い」の評価なし)
- すぐに詳細検索の項目が出てこなく、ズラっと商品が並んで表示されるので探しにくい。
 - セール開始時間がバラバラで、どの商品がいつ開始なのかわからない。
 
30代の主な評価
「よい」「どちらかというとよい」をつけた理由
- キーワード検索も、カテゴリや価格による絞り込みができる。
 - 一番お得な商品はタイムセールで探せると思ったので、タイムセールを見た。時間ごとに商品がわかれていて、スクロールボタンも機能したので探しやすかった&見やすかった。
 - 画面が見やすく、買いたいものがすぐに見つかる。
 - カテゴリ別や割引率で探せる。
 - 細かくカテゴリされていて、とても探しやすい。
 - 探したいものをダイレクトに入力検索できる。
 
「悪い」「どちらかというと悪い」をつけた理由
- セール価格が事前に表示されていないので判断できない。
 - 実際に今欲しいモノがセール対象になっていなかった。
 

「Amazonプライムデー」のトップページ(画像は編集部がキャプチャ)
40代の主な評価
「よい」「どちらかというとよい」をつけた理由
- 欲しいモノがすぐに目に入り、情報まで簡単にたどり着けた。
 - 検索しやすく探しやすい。検索だけでなくジャンルによって探すことができるのも有難い。
 - トップページのオススメ商品が見やすく、「今すぐチェックボタン」をクリックすると、カテゴリータブが配置されているのでわかりやすい。
 - 検索用のウィンドウがアイコンで表示されるため探しやすかった。単語入力だけで探せることができた。
 - 好みの商品を検索しやすいように設計されている。
 - レビューを重視した作りになっている点は、通販の根本として信頼できる。
 - 「あなたにオススメのタイムセール」というコーナーがあるのが良かった(興味・関心のあるカテゴリ商品がまとまっていた)。
 - カテゴリー分けがわかりやすかった。
 - 興味のあるファッションのバナーを押すと、カテゴリー別にソートできるようになっていたのが使いやすい。トップページ上部にわかりやすい検索窓がある。
 
「悪い」「どちらかというと悪い」をつけた理由
- タイルのようなカテゴリ選択が大き過ぎて、テキストの説明が探しにくい。
 - いちいち横にスクロールしないと見れない箇所があるのは使いにくい。
 
50代の主な評価
「よい」「どちらかというとよい」をつけた理由
- 欲しい商品が複数ストアで取り扱っている点が良い。
 - 「Amazon Prime Day」のトップページの文字が大きくて見やすい。
 - カテゴリー分けが明確でほしい商品がヒットしやすい。
 - カテゴリー別で検索できるので探しやすい。
 - 商品の並びが、通常と同じなので使いやすかった(普段から見慣れているイメージがあるからかもしれない)
 
「悪い」「どちらかというと悪い」をつけた理由(※「悪い」の評価なし)
- いろいろなカテゴリーが無秩序に並んでいて、どこから探していいのかわからない
 - 「Amazon Prime Day」のお得商材がどこに置かれているのかわかりにくい
 

「Amazonプライムデー」のサイト内(画像は編集部がキャプチャ)
60代以上の主な評価
「よい」「どちらかというとよい」をつけた理由
- レイアウトがしっかりしていて見やすいので、探しているものを見つけやすい。
 - 今のタイムセール、これからのタイムセールなどの案内がわかりやすい。
 - サイトが見やすいし使い慣れている。最安値検索が同時にできてとても使いやすい。
 - 検索で探し物を簡単にすぐ見つけられる。
 - 「Amazon Prime Day」から商品名で自由検索できる。
 - プールのカテゴリーで欲しい商品が検索できるのは良いが、数が少ない。
 - 探しやすさは優れているわけではないが、よく整理されている。
 - 画像が見やすいので探しやすい。年寄りには見やすいサイト。
 - 画面がシンプルで文字が大きくて見やすかった。
 - 文字が少し多くてわずらわしい。キレイさに欠ける。
 - 表示スピードが早ければストレスがなくなりさらに良くなる。
 
「悪い」「どちらかというと悪い」をつけた理由
- 入り口がバラバラに感じるので、何度も入り直す必要がある。
 - 重くて時間がかかるので面倒。そのため見たくない。
 
「おかいもの研究室」では、市場調査からユーザビリティ調査まで、さまざまな視点でレポートを公開していきます。「Amazon Prime Day」の調査は現在も実施していますので、あらためてレポートします。
調査概要について
- 調査概要:NHNテコラスの「おかいもの研究室」とポップインサイトが、24時間アンケート調査を実施
 - 調査期間:2016年7月12日0時~23時59分
 - 調査手法:インターネット調査(プロトタイプテストExpressを利用)
 - 被験者数:117人 ※14時時点
 - 調査対象:Amazon Prime Day
 
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