アラタナ ECマーケティング支援サービス「ECコンサル」 2016/11/9 7:00

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検索エンジンのアルゴリズムの変化とともに、SEOの定義や手法は大きく変わっています。特に2012年のパンダアップデートを境に、ますます有益なコンテンツの価値は増しています。今回は、コンテンツSEOの意味や初め方を解説していきます。

そもそも、コンテンツSEOとは

Search Engine Land Periodic Table of SEO Success Factors

画像引用元:Search Engine Land

上の画像はSEOを成功させるために気をつけるべきポイントをまとめているものとなります。こちらの他にも”シグナル”と呼ばれる順位付けに必要な要素は現在では数百もの要素があると言われており、その要素の1つにコンテンツがあります。

ユーザーにとって有益なコンテンツを制作し、検索エンジン上の評価を高める事でSEO(=検索エンジン最適化)を実施するマーケティング手法をコンテンツSEOと言います。

冒頭でもお伝えしたとおり、2012年のパンダアップデートで独自性や専門性がなく内容が乏しい低品質なコンテンツは上位に表示をされにくくなりました。そのため、オリジナリティのあるコンテンツが重要となります。

コンテンツSEOのメリット

コンテンツSEOを実施するメリットを3つ挙げていきます。

資産として価値を引き継ぐ

例えば、リスティングなどの広告では、確かに媒体費を支払っている間は、SERP(=検索結果画面)の上位に表示されるかもしれません。しかし、一度支払いを止めてしまえば当然ではありますが、その効果はなくなってしまいます。

SEO施策、特にコンテンツSEOの場合コンテンツを書き溜めていくことで、初期の導入にCMSの設置や勉強のための費用がかかるかもしれませんが、その後は書かれたコンテンツが集客をしてくれます。

そのため、固定費のような費用がかかることなくコンテンツSEOによる効果を期待することが可能です。

ホワイトハット(=規約に違反をしない)な施策であること

過去、クローキングや被リンク対策など、検索エンジンを誤魔化す小手先のSEO施策が流行した時代もありました。それらの施策は検索エンジンの成長とイタチごっこに続いてきましたが、現在では、最悪検索結果から削除をされる等ペナルティを受けるようになっています。

しかし、コンテンツSEOは後ほど解説をする検索エンジンの意図に沿った施策となるため、本質的な改善施策となります。そのため、今後大抵のアルゴリズムの変動が起きたとしても効果の継続を見込む事が出来ます。

効果検証が容易にできる

コンテンツを書く目的によりますが、目的に応じて、KPI(=重要業績評価指標)を定め、その効果計測をGoogle Analyticsを使用する事で評価する事が可能です。

Google Analyticsを使用する事で、商品購入が目的であれば記事からのアシストコンバージョンを計測商品認知度の向上であれば、記事からの商品ページ遷移数を計測などそのコンテンツが果たした目的が明確に検証することが可能です。

そのため、評価をした上で改善へとつなげるPDCAのサイクルを回す可能となります。

コンテンツSEOの初め方

コンテンツSEOの初め方を3ステップでお話をしていきます。きちんと内容を理解しさえすれば、今日からでも実践できます。

STEP1.検索エンジンの意図を理解する

コンテンツSEOは、ただの記事を量産するでは通用しません。それでは、集客どころか重複コンテンツなどペナルティを受ける可能性があります。

そのため、まずは検索エンジンの意図を理解しましょう。

Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。

これは、Googleの公式サイトにて使命として掲げているものとなり、
理念の中にもある通り、「ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したい」を第一に考えています。

そのため、検索結果で優先し表示をするものは、ユーザーのニーズ(=検索キーワード)と最もマッチしているサイト・ページです。

まずはこの意図を理解し、どのようなニーズがありどのような回答がユーザーにとって適切なのかを考えた上で、課題解決のためのコンテンツを作る事を心がけましょう。

STEP2.検索ユーザーの意図を知ろう

次に、どのような記事を書くのか検索意図=検索キーワードを軸に考える必要があります。またそのキーワードのニーズの市場的な大きさを確認します。

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こちらが「ビッグキーワード」や「スモールキーワード」を示しているものとなります。ご存知かもしれませんが、念のため説明をすると、右軸がキーワードのバラエティの数になり、下に行けばいくほど、その数は増えます。

また、左軸がキーワードの表示回数=検索をするユーザーの数になり、下に行けばいくほど、その数は減ります。

さらに、下に行けばいくほど検索キーワードが具体的になり探しているものが明確になります。そのためCVRが高くなる傾向があります。

これらの特徴を掴んだ上で、どの程度のコンバージョンを見込むのか、ユーザーにアプローチをするのかを自社の商品を元にターゲットとなるキーワードを絞り込んでいきましょう。

STEP3.記事を書こう

ここからやっと記事を書くフェーズになります。

まずは、キーワードを実際に検索エンジン上で検索をし、どのようなサイトやページが上位に表示をされているか確認してみましょう。

現状上位に表示されているコンテンツこそ、評価をされているものになります。そのため、それぞれのキーワードに対して、どのような回答がマッチしているのかの傾向が見えてくるかと思います。そのような内容を踏まえた上で、御社オリジナルのコンテンツをライティングしていきましょう。

 

「ECコンサルコラムサイト「ECコンサル」」掲載のオリジナル版はこちら:
コンテンツSEOとは?ECサイトの売上げアップのためのコンテンツ(2016/11/01)

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