ECは買い物時間の節約に効果あり。最大で年間274時間、利用頻度が高いほど節約効果
EC利用者1人あたり平均で年間36時間の節約効果がみられた
週1回以上の頻度でECを利用する消費者は、買い物にかける時間を年間274時間も節約できる――。
NTTグループの情報通信総合研究所が発表(7月28日公表)した、ECを利用することによる買い物時間の節約効果に関する調査結果によると、EC利用者1人あたり平均で年間36時間の節約効果がみられた。
ECを週1回以上利用する消費者は年間274時間、月1回以上利用する消費者では年間84時間の節約効果があることがわかった。
実店舗で買い物をした場合にかかる往復の移動時間などを節約できると仮定し、「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」の3サービスを対象に、EC利用者がどの程度時間を節約できているのか推計した。
年間節約時間を年代別にみると、若い年代ほど大きな節約効果を得ている。ECの利用率が高い20代の節約時間は60代の約2倍。
購入した商品ごとに節約時間を見ると、食料品や医療品、化粧品は節約効果が小さい。ただ、食料品などは購入頻度は高いため、今後ネットスーパーなどの利用が増えるにつれて1人あたり平均節約時間は拡大する可能性があると指摘している。
調査の概要
ECの利用状況や利用サービス、利用回数、購入する商品、節約される時間等について聞いた。調査期間や調査対象、回収数は以下の通り。
- 調査名:ICTサービスの利用に関するアンケート
- 調査期間:2016年12月1日~2016年12月3日
- 調査対象:20代~60代の男女
- 調査方法:Webアンケート調査
- 回収数:合計2663サンプル
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