渡部 和章 2017/12/18 9:00

ヤマト運輸は12月14日、ヤマト運輸が手がけるサービスのAPIを通販・EC事業者や開発者に提供する専用サイト「YBM For Developers」を開設した。

これまで事業者ごとに提供してきた各種APIを、Webサイトを通じて公開。第三者によるAPIを活用したサービス開発を促進することで、荷物の出荷や受け取りの利便性を高める。

「YBM For Developers」は、ヤマト運輸が提供するビジネス向け会員制サービスのポータルサイト「ヤマトビジネスメンバーズ」内に開設した。

「YBM For Developers」を通じて公開したAPIは次の3つ。

EC自宅外受け取りAPI(無料)

消費者がECサイトで商品を購入する際に、荷物の受け取り場所として全国のヤマト運輸の営業所や取扱店を選択できるようになる。現在、ファッションECの「ZOZOROWN」、オープンソースのECシステム「EC-CUBE」、ASPショッピングカート「カラーミーショップ」などが導入している。

クロネコメンバーズサービス連携API(無料)

ヤマト運輸が提供する会員サービス「クロネコメンバーズ」の機能を、EC事業者のサイト内で利用できるようになる。例えば、ECサイトで購入した商品の受取場所や受取時間を、EC事業者のサイト内で変更できる。

配送連携API(有料)

フリマアプリやオークションサイト、旅行サイトなどを介した荷物のやり取りをスムーズに行えるようにする。Webサービスやアプリなどに登録した情報を利用し、スマホを介して送り状を発行したり、送料の決済をスマホで完結できるようになる。匿名での配送にも対応する。

「ヤマトビジネスメンバーズ」は2012年1月にスタートした、法人や個人事業主向けの会員制サービスのポータルサイト。送り状を簡単に発行する機能や、利用運賃の履歴確認、請求書や納品書などを簡単に作成・送信できる機能などをクラウドで提供している。

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