渡部 和章 2018/5/25 6:00

ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは、社名を「株式会社ZOZO」に変更すると発表した。6月26日の株主総会で決定し、10月1日に社名を変更する予定。

「ZOZO」は、新しい価値を生み出す、想像(Imagination)と創造(Creation)の行き交いを表現しているという。

スタートトゥデイは採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」で計測したデータを活用したプライベートブランド(PB)「ZOZO(ゾゾ)」を展開しており、PBの名称と社名を一致させる。

スタートトゥデイは採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」で計測したデータを活用したプライベートブランド(PB)「ZOZO(ゾゾ)」を展開

採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)

2018年4月に発表した中期経営計画で、PBの商品取扱高を2019年3月期に200億円、2020年3月期に800億円、2021年3月期に2000億円へ拡大させる計画を掲げた。PBの海外売上比率は3年後に40%、10年後には80%をめざす。

ファッションECの課題である「サイズの問題」を世界レベルで解消するため、今後、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念の実現に向け、グローバル展開を推進するしている。

なお、PBの「ZOZO」は、7月初旬から世界72か国にて販売を開始する予定。

社名の認知度は20%弱

スタートトゥデイが実施した「ZOZOTOWN」と「スタートトゥデイ」に関する認知度調査の結果、「ZOZOTOWN」の認知度は93.1%だった一方で、「スタートトゥデイ」の認知度は19.6%にとどまったという。

調査は5月18日~19日に全国15~49歳の男女1051人を対象に実施した。

これまでの海外展開

スタートトゥデイは現在、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」を欧米や中国などグローバルで運営。また、tensoが手がける代理購入サービス「Buyee」を通じて「ZOZOTOWN」の商品を海外ユーザーに販売している。

スタートトゥデイは「Buyee」を通じて「ZOZOTOWN」の商品を海外ユーザーに販売

スタートトゥデイは「Buyee」を活用している(画像は編集部がキャプチャ)

過去には2011年にソフトバンクと共同でECサイト「ZOZOTOWN」を中国の「タオバオ」内に開設したが、2013年1月に撤退している。

2016年3月には、米国の二次流通ファッションECプラットフォーム「Materialwrld.com」の運営会社や、マレーシアのファッションEC プラットフォーム「FashionValet.com」の運営会社に出資した。

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