資生堂、花王、パナソニックなど日本の21ブランドが1日で15.5億円以上を販売!【2019年「独身の日」まとめ】
2019年の「W11(独身の日)」、天猫(Tmall)での取扱高は、昨年比125%の約4.16兆円。2018年とほぼ同じペースの伸びを記録しました。1日で1億元(15.5億円)以上を達成したブランドは、昨年比約2倍の299店舗。日本企業も21社ランクインしました。日本企業の商品について、どんな商品が売れたのかお伝えします。
取扱高は約4.16兆円。昨対比125%で成長率は2018年とほぼ同じ
2019年11月11日の「独身の日」、中国国内の天猫(Tmall)の取扱高は約4.16兆円。2018年から2019年の成長率は125%という結果でした(中国元比較)。
これまでの取扱高は下記のとおりです(1元=15.5円で換算/一部はエフカフェの試算)。
- 2016年……2.05兆円(1,207億元)
- 2017年……2.85兆円(1,682億元)
- 2018年……3.62兆円(2,135億元)
- 2019年……4.16兆円(2,684億元)
4年とも同じ傾向なのは、最初の2時間で全体売上の約半分を達成していることです。これは、予約商品ではない場合、人気の商品は売り切れになるため、事前にカートに入れていた商品をまとめて決済するためです。午前1時より予約販売の支払いが可能になるため、最初に集中しています。
1日で1億元以上が昨年比約2倍の299店舗! 日本企業も21社ランクイン
1億元を達成した店舗は299店舗。そのうち、日本の21ブランドがランクインしています。2018年は6ブランドでしたから大躍進です。
越境ECを含めた輸入商品のランキングを見ると、1位にヤーマン、3位に花王、7位などムーニーなど、ここでも日本企業が7社もランクインしています。ちなみに2018年は1位がムーニー、2位がメリーズでした。
日本企業の売れ筋商品はこちら
昨年と比較してみると、化粧品、美容用品、家電において日本企業のブランディングがさらに高まり、マーケットシェアが拡大していることがうかがえます。
では日本企業のどんな商品がどれくらい売れたのか、具体的に見ていきます(あくまでエフカフェがWeb検索などから判断した予想の一部抜粋になります)。化粧品メーカーは単体での販売だけではなく、キット化することで販売単価を上げ、数字を伸ばしています。