アイケイが化粧品の定期購入ECに参入

マーケティングコミットカンパニーのピアラと薬用化粧品を共同開発。12月10日からアイケイのECサイトで販売し、定期購入型ビジネスを本格展開する

石居 岳

2020年11月16日 10:00

生協ルートを通じた通販代行事業などを手がけるアイケイは12月、化粧品の定期購入型ビジネスを始める。

マーケティングコミットカンパニーのピアラと薬用化粧品を共同開発。12月10日からアイケイのECサイトで販売し、定期購入型ビジネスを本格展開する。

共同開発した薬用化粧品「Luxer(ラクサー)薬用ディープラインホワイトセラム」は、アイケイが展開している薬用シワ改善シリーズ「Luxer」ブランドの商品。

生協ルートを通じた通販代行事業などを手がけるアイケイは化粧品の定期購入型ビジネスをスタート 販売するのは薬用化粧品「Luxer(ラクサー)薬用ディープラインホワイトセラム」
定期販売展開する「Luxer 薬用ディープラインホワイトセラム」

「Luxer」はシワを改善する有効成分「ナイアシンアミド」を配合。「ナイアシンアミド」にはメラニンの生成を抑え、透明感ある肌へ導く「美白」効果や、年齢を重ねるごとに多くなる「肌荒れ」を防ぐ効果もあり、様々な大人肌の悩みのケアができる商品という。

「Luxer 薬用ディープラインホワイトセラム」は、ピアラが提供する商品開発サービス「BEATMAKER(ビートメーカー)」を使用して共同開発。継続的に使用することで効果が見込めるという。

アイケイのECサイトで定期購入による販売を展開。ECでの定期購入型ビジネスはアイケイにとって初。アイケイは定期購入型ビジネスへの本格参入を開始する。

今後、ピアラが得意とするヘルスケア・ビューティー・食品領域での商品開発を共同で進める。販売に関するプロモーションもピアラと協業し、定期購入市場で のシェア拡大を図っていく。

アイケイは自社企画した商品を生協や通販事業者に供給するBtoBtoC事業と、子会社のプライムダイレクトによるテレビやECなどのBtoC事業を中心に展開している。BtoC事業での販売実績やデータを、BtoBtoC事業での商品企画や商品開発に活用しているのが特徴。独自のプロモーション戦略で、商品の企画・製造・販売・物流を自社で一貫して行うマーケティングメーカーと位置付けている。

アイケイのビジネスモデル 自社企画した商品を生協や通販事業者に供給するBtoBtoC事業と、子会社のプライムダイレクトによるテレビやECなどのBtoC事業を中心に展開
アイケイグループのビジネスモデル

アイケイの2020年5月期連結業績は、売上高が前期比4.9%増の184億8300万円、営業利益は同36.9%増の5億9000万円、経常利益は同42.5%増の6億2300万円、当期純利益は同61.2%増となる3億8400万円だった。

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