ECでのAmazonとGoogleの競争が激化。中心にいるのはShopify?【ネッ担まとめ】
Shopifyとの提携強化を発表したGoogle。しかし、そのShopifyとデータを中心とした新たなECの仕組みも動きつつあります。主役は誰なのでしょうか?
GoogleはECの拡大に必死
GoogleがShopifyとの提携を強化 ?コマーステックが行き着く未来とは | REWIRED
https://rewired.cloud/2021/05/20/google-shopify-partnership/
ECで重要なのはデータの持ち方
App Unity とLINE業務提携の発表を終えて | kenko69 | note
https://note.com/kenko69/n/n6d0d6964708b
まとめると、
- ECモールには「集客」「商品」「カート」「決済」「配送」といった一通りの機能がパッケージになっていた。しかし、各機能の複雑化が求められると共に、Shopifyに代表されるヘッドレスコマースの出現で分割化が進んでいる
- 集客であればGoogle、Facebook、Instagram、LINE、などのように多数のプラットフォームがあり、それぞれが進化している。商品やカート、決済や発送も同様
- 米国では分割したものをさまざまなコマースプラットフォーム、リテールプラットフォームに再び束ねる動きも始まっている
ユーザーとの接点を生むプラットフォームは次々出現しますし、それに合わせた新しいプロモーション手法も生み出されます。それと同じスピードの進化がそれ以外の領域でも並行して起こる中で、コマースプラットフォームさんが自社だけ全てをアップデートしていくことはもはや不可能なのです。
なので、コマースプラットフォームの事業者さんは、自社のコアコンピタンスにしっかりリソースを投下し、それ以外についてはアンバンドルされた各機能を提供する各社と協力体制を作りながら、総合的に価値を提供していく、という方向になっていくと考えます。
ECに関わるジャンルで個別に進化と競争が始まっています。どこか1つの集客方法、どこか1つの決済方法だけではやっていけないのは実感されていますよね。であれば、根っこの商品データは自社でしっかり整備しておいて、その周辺はデータでつなげてしまえばいいのでは? というのが「ヘッドレスコマース」の考え方です。そして、今までは1つになっていたものをバラバラにするのが「アンバンドル」。そのバラバラにされたものが商品や決済を再び束ねる動きも出てきていて、それが「リバンドル」。もうわけがわからない世界です。
EC事業者は何をすればいいのか ? それはデータの整備です。商品データ、顧客データ、販売データなどを自社でしっかりまとめておいて、いつでも取り出して加工できるようにしておくということです。データはAmazonやShopify、Google広告などにつなぎ込めば問題なく動く世の中が目の前に迫っています。
現在使っているカートなどはデータを抜き出すことができるでしょうか。抜き出せなければ、他につなぎこむ込むこともできまず、使えないサービスが増えてきます。使えたとしても機能の半分も使えないでしょう。
ちょっと先のECを考えるのであれば「データの持ち方」を整備しておくべきです。幸いなことにまだ時間はありますので、今のうちに考えておいてください。いざというときに焦って動くと、某メガバンクのような事態になってしまう可能性が高いです。ECを伸ばしたいのならデータの整備から。これを覚えておきましょう。
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通販もCMも結論から流しますよね。であればネットショップも情報の出し惜しみをしないこと。
今週の名言
私たちが大事にしているのは「事業規模に関係なく、品質で正しく評価をされること」
カンブリア宮殿の放送を終えて。食べチョクのこれまでとこれからをまとめます。 | 秋元里奈@食べチョク代表 | note
https://note.com/akirina/n/n115090cd9c6a
大きな会社だから信頼できるのではなく、信頼できる会社だから大きくなれるということですね。
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まとめると、
GoogleのEC強化がより鮮明になってきました。すでに提携しているShopifyとより強固に提携すると発表するくらいですから。そして、Googleでのあらゆる検索行動と商品を結び付け、YouTubeと商品の接続も進んでいます。すでに広告収入で利益が出ているために他とは違い手数料を取らなくても良いのが強み。EC事業者の皆さんは御存じの通りで、わずかな手数料でもいろいろなサービスを利用するとその積み重ねはばかになりませんからね。
とはいっても、日本の場合は価格の比較ならカカクコムが普及していますし、買うものが決まっていれば、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのどこかでほぼ買えますので、そこにどうやってGoogleが食い込んでくるのかは見ものです。
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