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ネッ担まとめ

Shopifyとの提携強化を発表したGoogle。しかし、そのShopifyとデータを中心とした新たなECの仕組みも動きつつあります。主役は誰なのでしょうか?

GoogleはECの拡大に必死

GoogleがShopifyとの提携を強化 ?コマーステックが行き着く未来とは | REWIRED
https://rewired.cloud/2021/05/20/google-shopify-partnership/

まとめると、

  • Googleは5月18日、「Google I/O」の中でShopifyとの提携強化を発表した。Shopifyの利用者がGoogleとのデータ統合をよりシームレスに行うことができ、検索等の各サービスを通じて消費者にリーチしやすくなる
  • Googleにとってマーチャントセンターは重要であり、ここに情報を集めるためにあらゆるアップデートが行われている。マーチャントセンター=シェアを拡大するためにも手数料は請求しないし、請求しなくてもやっていける
  • Googleレンズ」によって、あらゆる画像(スクリーンショット)がショッピングの入口になる
  • CivicScience社が2020年5月に行った調査によると、回答した2,200人の米国人の約半数(47%)がAmazonをショッピングのスタートページとしており、Googleは24%だった

Facebookショップの手数料は5%(8ドル未満の場合は40セント)、eBay は10%(最大750ドル)、Amazon の小口セラーは1点あたり99セント(日本は1点あたり100円)+総額に対する販売手数料がかかりますので、他のプラットフォームでは利益を出すのが難しいマーチャントでも、Googleとなら生きていけるわけです。

どちらにシェアをとってほしいか、販売者の側からはすでに答えは出ているといえます。ユーザーがどちらを選ぶかは別にして。

GoogleのEC強化がより鮮明になってきました。すでに提携しているShopifyとより強固に提携すると発表するくらいですから。そして、Googleでのあらゆる検索行動と商品を結び付け、YouTubeと商品の接続も進んでいます。すでに広告収入で利益が出ているために他とは違い手数料を取らなくても良いのが強み。EC事業者の皆さんは御存じの通りで、わずかな手数料でもいろいろなサービスを利用するとその積み重ねはばかになりませんからね。

とはいっても、日本の場合は価格の比較ならカカクコムが普及していますし、買うものが決まっていれば、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのどこかでほぼ買えますので、そこにどうやってGoogleが食い込んでくるのかは見ものです。

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ECで重要なのはデータの持ち方

App Unity とLINE業務提携の発表を終えて | kenko69 | note
https://note.com/kenko69/n/n6d0d6964708b

まとめると、

  • ECモールには「集客」「商品」「カート」「決済」「配送」といった一通りの機能がパッケージになっていた。しかし、各機能の複雑化が求められると共に、Shopifyに代表されるヘッドレスコマースの出現で分割化が進んでいる
  • 集客であればGoogle、Facebook、Instagram、LINE、などのように多数のプラットフォームがあり、それぞれが進化している。商品やカート、決済や発送も同様
  • 米国では分割したものをさまざまなコマースプラットフォーム、リテールプラットフォームに再び束ねる動きも始まっている

ユーザーとの接点を生むプラットフォームは次々出現しますし、それに合わせた新しいプロモーション手法も生み出されます。それと同じスピードの進化がそれ以外の領域でも並行して起こる中で、コマースプラットフォームさんが自社だけ全てをアップデートしていくことはもはや不可能なのです。
なので、コマースプラットフォームの事業者さんは、自社のコアコンピタンスにしっかりリソースを投下し、それ以外についてはアンバンドルされた各機能を提供する各社と協力体制を作りながら、総合的に価値を提供していく、という方向になっていくと考えます。

ECに関わるジャンルで個別に進化と競争が始まっています。どこか1つの集客方法、どこか1つの決済方法だけではやっていけないのは実感されていますよね。であれば、根っこの商品データは自社でしっかり整備しておいて、その周辺はデータでつなげてしまえばいいのでは? というのが「ヘッドレスコマース」の考え方です。そして、今までは1つになっていたものをバラバラにするのが「アンバンドル」。そのバラバラにされたものが商品や決済を再び束ねる動きも出てきていて、それが「リバンドル」。もうわけがわからない世界です。

EC事業者は何をすればいいのか ? それはデータの整備です。商品データ、顧客データ、販売データなどを自社でしっかりまとめておいて、いつでも取り出して加工できるようにしておくということです。データはAmazonやShopify、Google広告などにつなぎ込めば問題なく動く世の中が目の前に迫っています。

現在使っているカートなどはデータを抜き出すことができるでしょうか。抜き出せなければ、他につなぎこむ込むこともできまず、使えないサービスが増えてきます。使えたとしても機能の半分も使えないでしょう。

ちょっと先のECを考えるのであれば「データの持ち方」を整備しておくべきです。幸いなことにまだ時間はありますので、今のうちに考えておいてください。いざというときに焦って動くと、某メガバンクのような事態になってしまう可能性が高いです。ECを伸ばしたいのならデータの整備から。これを覚えておきましょう。

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  • イオングループのスポンサードスポーツユニフォーム制作サービス「Outfitter」。想定以上の売り上げを達成したECサイト構築の裏側 | ネットショップ担当者フォーラム
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EC全般

変化が起こったこの1年、EC利用にはどう影響した?数字でよみ解くEコマース[2021年1月~3月 futureshopサービスまとめ] | futureshop
https://www.future-shop.jp/magazine/infographic-2020ec-4

期間中の注文件数は昨対比147.68%。ということは、4月~6月はもっと伸びているはずですね。

モール透明性向上のための取組のご紹介 | Yahoo!ショッピング
https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/digitalplatformer/

「検索順位の決定の仕組みについて」などが書かれています。時間のある時に読んでおきましょう。

事業者がキャッシュレスを導入しない理由は手数料が高いからだけではない | コムサポートオフィスブログ
https://www.com-support-co.jp/blog/14978

データの世界とは対照的な世界。ここに居続けるのであれば現金だけでもいいですが、拡大はしないですよね。

楽天が独自の配送サービス「Rakuten EXPRESS」を終了へ。ラストワンマイルは日本郵便などへ移管、出店者への影響はなし | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8729

楽天だけで人口カバー率を上げるのはかなりのコストがかかるという判断のようです。

自社ECはかっこつける場ではない 等身大で商売するショート動画の可能性とFirework活用を考える | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/9121

「自社ECでは小手先のハックで売上を上げるという既存の固定観念からは脱却しましょう」。とのこと。

ネットショップ動向調査~小規模/大規模ネットショップ~ 月商1000万円未満/1000万円以上のそれぞれのWeb担当者に聞いた。 月商1000万円以上のWeb担当者の約半数がカスタマージャーニーを重視していた! | Webly
https://www.ecmarketing.co.jp/contents/archives/1397

EC事業者のSNS利用実態調査レポート | デジタルシェルフ総研
https://itsumo365.co.jp/lab/13156/

このデータを見ると小手先のハックで売上を上げようとしている人が多そうです。

通販番組で「街頭インタビュー」流す本当の理由 | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/424829

通販もCMも結論から流しますよね。であればネットショップも情報の出し惜しみをしないこと。

今週の名言

私たちが大事にしているのは「事業規模に関係なく、品質で正しく評価をされること」

カンブリア宮殿の放送を終えて。食べチョクのこれまでとこれからをまとめます。 | 秋元里奈@食べチョク代表 | note
https://note.com/akirina/n/n115090cd9c6a

大きな会社だから信頼できるのではなく、信頼できる会社だから大きくなれるということですね。

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森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

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