企業からの情報を受け取る手段「メルマガ」が最適に47%、つながりたい方法は「メルマガ購読」が4割【エイジアの調査】
企業や団体のCRM運用支援を行うエイジアはが実施した「企業に求める情報発信とコミュニケーション方法」に関する調査結果によると、「企業から情報を受け取る最適な手段は何ですか」という質問(複数回答可)に対し、48%の人が「企業のWebサイト」、47%の人が「企業発行のメールマガジン」を選択した。
ソーシャルメディア(SNS)を最適な手段として選択した人は20%。回答結果を年齢別分布で比較したところ、20代は「企業の公式SNS」、次いで「企業のWebサイト」、「スマートフォン(スマホ)のアプリケーション(アプリ)からの通知」がほぼ同率で上位を占めている。
「あなたは企業と何でつながりたいと思いますか?」という質問に対しては、39%の人が「企業が発行するメルマガを購読」を選択。企業が生活者との関係性を構築する上で、メルマガは依然として重要な存在と言える。
次いで、33%の人が「特にない」、27%の人が「企業のWebサイトの確認」を選択した。SNSは17%にとどまっている。
一方、年齢別の「特にない」以外の回答では、20代は「公式SNSのフォロー」が最も多く35%、30代も同様で31%。40代以降はメルマガが最も多い。
「あなたが自分の意思を企業に伝える最適な手段(方法)は何だと思いますか?」という質問に対して、55%の人が「企業のWebサイトの問い合わせフォーム/代表メールアドレスに連絡」を選択した。
次いで、41%の人が「企業の問い合わせ窓口に電話」を選択、ダイレクトな対話を求めている方もいると考えられる。一方、「企業が主催するオリエンテーション・イベントへの参加」を選択した人は10%にとどまった。
「あなたが企業とのコミュニケーションに求めるもの」(複数回答)については、「自分が興味・関心を持っている情報の提供」が57%、次いで「最適なタイミングでの情報の提供」(43%)だった。消費者は、ターゲティングされた情報を最適なタイミングで発信するということを企業に求めている。
エイジアはこうした結果から、企業と生活者間の「届ける」「受け取る」といった双方向コミュニケーションにおいては、SNSやアプリ、広告、イベントを抑え、Webサイトやメールを媒体としたコミュニケーションが有効であるとしている。
調査概要
- 調査会社:GMOリサーチ
- 調査手法:アンケートシステム「WEBCAS formulator」を活用し、GMOリサーチのモニターでインターネット調査を実施
- 有効回答数:1110人(性別×年齢の12割付で実施)
- 調査期間:2021年4月20日~4月21日の2日間
- エリア:全国47都道府県