Amazonは2022年、「Amazonプライム」の配送特典を自社ECサイトでも提供できる「Buy with Prime」を始める。「Buy with Prime」を自社ECサイトに導入すると、消費者はAmazonアカウントに保存した出荷や決済に関する情報を利用して買い物することが可能。最短翌日の無料配送(Amazonが送料を負担)、無料返品といったプライムの配送特典も利用できる。自社ECサイト運営事業者はプライム配送特典などの提供で、Amazonアカウントを持つユーザーの利用増などが見込める。

「Buy with Prime」の対象

フルフィルメント by Amazon(FBA)を利用している事業者を対象に招待制でまずは提供。Amazonでの販売やFBAを利用していない加盟店も含め、2022年中に参加加盟店を募る予定。

FBAを利用している事業者は、「Buy with Prime」を自社ECサイトで利用できるという。Amazonのフルフィルメントセンターに在庫が保管されているため、数分以内に「Buy with Prime」を自社ECサイトに追加できるとしている。

「Buy with Prime」のイメージ動画

「Buy with Prime」の仕組み

Amazonのスピード配送、プライム会員向けの無料配送、「Amazon Pay」を活用したシームレスなチェックアウト体験、無料返品などを、自社ECサイトを運営する事業者に提供する新しい機能。Amazonが提供するフルフィルメントサービスと決済サービスを組み合わせた。

利用店舗は注文者のメールアドレスといった注文情報を受け取ることが可能。顧客サービスや購入客へのメルマガ配信などに活用できる。

導入したい企業は「Buy with Prime」へ登録後、「Amazon Seller Central」アカウントとリンクさせる。その後、「Amazon FBAマルチチャネルサービス」と「Amazon Pay」アカウントをリンクさせ、自社ECサイトに専用のJavaScriptウィジェットを設置すると、1つまたは複数の商品に「Buy with Prime」を追加できる。

自社ECサイトの対象商品に「Buy with Prime」のボタンを設置、プライムマークと届け予定日が表示される。決済はAmazonのID決済サービス「Amazon Pay」を利用した決済体験を提供し、Amazonのフルフィルメントネットワークを活用して商品を配送する。また、対象商品の返品は無料となる。

プライム会員の配送特典を自社ECサイトで提供できるAmazonの「Buy with Prime」とは
「Buy with Prime」の表示イメージ

プライム会員がショッピング特典を利用できる場所を広げることで、Amazonは「Amazonプライム」の価値向上につなげる。

一方、「Buy with Prime」を導入する事業者は、自社ECサイトで「Amazonプライム」の配送特典を提供できるようになる。Amazonユーザーの新規購入や継続購入、コンバージョン率のアップなどが期待できる。

「Buy with Prime」の料金

価格は、サービス料、決済処理料、フルフィルメント料、保管料で構成され、1ユニットごとに計算されるという。固定料金や長期契約は不要。いつでも品ぞろえの拡充、解約ができるとしている。

ECプラットフォームとの連携

「Buy with Prime」は、SaaS型のECプラットフォーム「BigCommerce」など「ほとんどのオンラインストアで動作するように設計されている」(Amazon)と言う。

日本で「Buy with Prime」が展開される際も米国と同様、多くのECプラットフォームと連携されると予測される。

なお、「Buy with Prime」を構成する「Amazon Pay」は、日本では「futureshop」「ecbeing」「メルカート」「ebisumart」「ecforce」「Makeshop」「カラーミーショップ」などのECプラットフォームと連携している。

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